本物はスゴイ! 12011/08/04 16:00

最初に就職した所は製薬会社の工場内にある研究所で、工場内の社員は500人以上居たので大抵の人間は見てきたつもりでした。いい人、嫌な奴、頭の切れる人、仕事の出来ない奴、面白い人、つまんない奴・・・。しかしです、世の中には居たんです、私が見た事の無い本物の阿呆が。

一応、私の偏見で無い事を付け加えておきますと、社員、外注先、元請け会社、取り引きのある会社等々、社長を知る人物の全員が「あいつはアホだ」と言ってはばかりません。しかも実務をやらせてもからっきしダメで、古参の役員氏が「あいつは子供の頃から知ってるが、何をやらせてもダメだ」と、ボロカスに言われる始末。こんな無能の輩が創業者の息子と言うだけで月150万円(ほぼ確実な額)も持って行くんですから、社員のやる気が萎えてしまうのは仕方が無い事で・・・。

○某社社長の日課
朝礼が終わったら自転車でフラフラと出撃、行き先は外注加工会社や工具屋さん等。話す内容は、自分の会社の自慢話、自分の会社の社員の悪口で、仕事が上手くいったら自分のおかげ、仕事に失敗したら社員のせい。
2時間くらいフラフラしたら、会社に戻って来て工場内を視察。本当にただ見るだけ。時々社員の仕事の粗探しをしては朝礼で発表、「ちゃんと考えてやる様に」と、偉そうにご発言。その内容もツッコミどころ満載なんですけどね。

事務所に行ったら机で寝たりして(!)ボーッと過ごし、時折窓から外を眺めているらしく、業者が会社に来たら(車を駐めるので分かる)間髪を入れずに工場の方へ降りて来て自慢話。その自慢話と言うのも、「この前会社に入れた機械があかんから文句言うたったわ!はぁ〜っはっはっは」と言う様な、阿呆丸出しの内容で聞くに堪えません。

昼飯を食ったら颯爽と自転車にまたがり、午後のパトロールへと出撃。定時後まで帰って来ないこともあれば、15時過ぎに帰って来て午前中と同じループの場合も。定時の帰路に、帰って来るヤツと時々すれ違う事があるんですが、チンタラヨロヨロフラフラ走ってやがります。

でまぁ、この阿呆が行った先の業者から話を聞くことがよくあるんですが・・・。
(続く)

コメント

トラックバック