代打607KX2020/07/18 19:00

AU-α607KX
B-2102が壊れてしまったので、何年か振りにAU-α607KXを引っ張り出して来ました。

時々電源を入れたりはしていましたが、オーディオラックにセットした事は無かったので、先ずは調整してから使う事に・・・見事にバイアス電圧がバラバラ。DCオフセットはほぼ無調整でOKでしたが、バイアス電圧がこれだけ狂っていたら、本来の音質は発揮されないと思います。

さて久々に普通のCDを聴いてみましたが、B-2102の7~8割の音ってところでしょうか。特に音の緻密さ(情報量)、硬質感(立ち上がり)と言ったところで差が付きますね。価格差を考えたら十分な音質ですけどね。

重量25kg位の方が扱いやすい・・・35kgは重いわ。

久々に通電2018/01/27 19:15

ヒューズホルダー交換
A-10IIが地獄の底から甦って元気になり、実に3年半もほったらかしだったAU-α607KX、せっかく新品ヒューズホルダーが手に入ったんですから、交換してやる事にしました。

607KXのヒューズホルダーは、唯一ノーメンテのほったらかしで全面が錆び錆びなので、新品ピカピカのヒューズホルダーになったら音質にも良さそう。取り外したヒューズホルダーはかなり汚いです。

電源を入れてヒートアップしてからバイアス電圧を測ったら、30mV前後まで上がってました。前回調整して使ったのは6月だったので、今は気温が低いってのも影響あるかな。

A-10IIの代わりにFM放送をKENWOOD CM-7で流しましたが、「あれ?こんなに高域がきれいだったっけ?」と思う様な音が出ていました。まぁ、前回どんな音が出ていたかは全く覚えていないので、唾がダラダラと垂れてくる位の眉唾な感想ですけどね。放置しすぎでリレーの接触不良が心配だったんですが、音が普通に出ているので一安心。

そしてまた押し入れへ・・・。
A-10IIを休眠させて使っても良いんですが、どうしようかな。

お試し2014/06/15 18:30

B-2102のブロックコンデンサーに電解コンデンサーがパラ付けされているのを見て、607KXにも同じ様にパラ付けすれば音が良くなるんじゃないかって事でやってみました。某所によると、「パラ付けするコンデンサーの容量はあれこれ試してヒアリングで決める」らしいんですが、今回はお試しなので手持ちの余っているコンデンサーの中から選んでみます。
※私のB-2102に付いている電解コンデンサーは某所チューンです。

607KXのブロックコンデンサーは2個あって、それぞれに10nFスチロール、470nFフィルムがパラ付けされているので、それらよりも高容量の100V/100uF(FineGold)を付けてみる事にしました。本当はもっとでかい470uFを付けてみたかったんですが、隙間が狭くて入らないんです・・・。昔のD907とかでは47uFがパラ付けされているので、100uF程度が良いのかも知れません。
変な所に接触してショートしないよう、足を被覆で覆って取り付けました。

数日間エージングしてから試聴。
セットカラーカウンターウェイトの音質検証も兼ねてます。
まずは607KXの変化を検討するため、CDから聴いてみます。

○「La Spagna」(SACD)
高域はちょっと滑らかになったみたいで、痩せてギスギスした感じは減りましたね。それでもB-2102に比べると、高域の厚みが少ないと言うか神経質な感じ。それと、特定の周波数域にクセが若干ありますね。低域は少し伸びたかな?と言う程度です。

○「竹竹」
低域の伸びは確かにありますね。前回は8トラックで部屋がほとんどビビりませんでしたが、結構ビビる様になりました!ちょっとビックリ。

次はAD。P-3Gの針圧は1.91g、MCトランス使用。

○BIS LP-225(B面)
ん~、やっぱり高域の線は細いかな。バスドラの重量感はまだ若干寂しいですねぇ。でも、ベルの鮮やかさは良くなってますし、コンデンサーをパラ付けした方が良いです。
セットカラーカウンターウェイトも問題無さそう。

○「Viet-Nam」(A面)
前回と同じ部分を聴きます。
ドラムの厚みは確かに改善!高域の抜けも良くなってます。「耳痛い度」も若干アップしますが、B-2102みたいに「ウルトラハイスピードサウンド」とは言えませんね。「普通」です。

色々と不満を書いていますが607KXとしては十二分のレベル。これ以上と言うのなら、907に行かなければ無理でしょう。セットカラーカウンターウェイトは問題無く使えて良かったです。これはCP抜群!それと、音楽を聴いている時に607KX本体の振動をチェックしてみましたが、結構ビリビリとボンネットが共振していますね。まぁ、ペラペラの鉄板?ですから仕方ありませんが、サイドウッドがあった方が良いでしょうね。

A級外盤で試聴2014/06/08 19:00

針圧
B-2102が壊れる前に試聴して感じた高域の違和感、それが不調によるものなら、607KXで聴けば問題の無い音が出るはず、と言う事の検証も兼ねて聴いてみます。解像度や低域の伸びとパワーは敵わないので、割り引いて考えます。

カートリッジはP-3G、針圧は1.90gに戻します。PRA-2000ZRはMCトランス使用。607KXはパワーアンプダイレクト入力使用。
針圧は1.904gで微妙に重いけどまぁいいや。(おい)

○BIS LP-225(B面)
低域は伸びと量感がイマイチで音色が硬め、全体に細身になりますが、明るくシャープでなかなか良いです。ん~、やっぱり針圧は1.91gかなぁ。

と言う事で、針圧を1.91gに。(実測1.912g)
あ~、やっぱりこちらが正解ですね。1.90gだと、中域が薄くなってハイ上がり気味になります。
607KXだと、鐘の音はしっとり感が減ってちょっと安っぽく聞こえますね。ドラムも皮が乾きすぎて硬くなった感じ

○「Viet-Nam」(A面)
ドラムから聴いてみましたが、やっぱり低域は伸びと量感不足ですね。高域も伸び、抜け、激烈な立ち上がり、透明感と言ったところで差が付きます。PRA-2000ZRの整流ダイオードが、FREDから普通のブリッジダイオードに戻った感じ(それでもエグいんですが)。「音の塊がぶっ飛んで来る」感じが薄れますね。汗も出ません。(笑)

この後、「La Spagna」(SACD)をチョイ聴きしましたが、同様の感想でした。

常識的な音楽ソフトならすごく良い音で鳴っている607KXですが、やはり激烈なソースではイマイチ物足りないですね。今回の試聴では高域に違和感を感じなかったので、やはりB-2102の不調から来る症状である疑いが濃いです。

マニアックなソフトを聴くと、B-2102が恋しくなりますねぇ。(T_T)

代打で復活2014/06/07 18:15

AU-α607KX
B-2102がお亡くなりになってしまったので、押し入れで眠っていたAU-α607KXを1年半ぶりに復活させましたが、意外に音が良いのにビックリ。CD-S2000の改善を考慮に入れたとしても、それ以上に良いような気がします。コンデンサー交換等々色々やりましたが、押し入れの中でエージングが進んだ?ワインじゃあるまいし。使い始めは少々不安定な事は分かっているので、1週間経ってから調整してみました。

バイアス電圧は四捨五入して19~24mVの間で問題無し。一応20mVに調整。DC0Vは、SP+~GNDのずれが大きかったですね。半固定抵抗のせいでもあるんでしょうけど、調整がすごくやりにくいです。バイアス電圧調整の1つは狭いところにあるし、ちょっと動かしただけで数値が結構動くので、ものすごく微妙でした。まぁ、B-2102と違ってバイアス電圧が少々変わっても音に影響がほとんど無いのでいいですけどね。

普通の音楽CDを聴く限りでは低音も良く出るし、高域も良く伸びているので「A級外盤でもいけるのでは?」と思い、「その筋」のソフトを再生してみましたが・・・やっぱりイマイチでした。解像度はイマイチだし、低域の伸びが足りない。

本格的な試聴はまた明日。

ようやく安定2012/11/30 19:00

AU-α607KXのバイアス電圧、1ヶ月近く使い続けてようやく安定してきたのか、全ての測定ポイントが25mV前後で揃いました。ん〜、やっぱり長期間放置すると調子が崩れるんでしょうかねぇ。25mV位だったら調整しなくても音質には影響しないそうですが、一応20mVに調整しておきました。25mVと20mVの音質差は私には分かりませんでした。B-2102は狂いにくい代わりにシビアです。

パワーアンプダイレクトで音楽を聴いている分には全く問題無いですね。若干高域にザラザラとした違和感を感じる時がありますが、それ以外はB-2102に戻したくなる事は無いです。CD-S2000のアンバランス出力の音質も問題なさそうです。

もう少し使い続けてみます。

安定しません2012/11/09 20:30

すっかり書くのを忘れていましたが、どうも607KXのバイアス電圧が安定しません。前回20mVに調整、2日後に確認のため測定してみると、左が30mV、右が13mVとバラバラ。20mVに調整してまた2日後に測定してみると、左32mV、右14mVとまたバラバラ・・・。

+アンプと−アンプで差は無いので、やっぱり調整の仕方が悪いのかなぁ。B-2102の調整とやり方は全く同じなので、何が悪いのかさっぱり分かりません。これだけ電圧が変動しても、B-2102の様に大きく音質が変わる訳では無いので、気にしなくてもいいのかも知れませんが、何だかトラブルがある様で気持ち悪いです。

長期間放置したせいかと思って1週間以上調整せずにとりあえず使っていますが、時々高域に違和感(ザラザラ感)を感じる時がありますね。それ以外は普通に音楽を聴く分には音質良好です。CD-S2000のアンバランス出力も、音質的に問題無く使えるようです。

安定しません2012/10/24 20:00

AU-α607KXのバイアス電圧は再調整しましたが、また狂ってるんじゃないかと言う不安があったので、再々測定してみましたが・・・やっぱり狂ってました。狂う幅は小さくなってきている感じですが、調整の仕方が悪かったのかなぁ。また20mVに再調整し、調整後に確認した値は前回よりも安定していたようですが、数日使ってまた測定かな。

音質はB-2102に比べるとちょっと不満がありますが、良い音が出ていると思います。10cmのフルレンジ一発のスピーカーですから、この位の電源部でも十分かもね。

ADで音質チェック2012/10/22 19:30

スーパースワンも改造した事ですし、音質チェックを兼ねて聴いてみました。CD-S2000ではバランスとアンバランスはイコールでは無いので、ADでないと直接B-2102と比較出来ないので。

PRA-2000ZR(MC1)+P-3Gで試聴。607KXはパワーアンプダイレクト使用。

○BIS LP-225 B面
ちょっと線が細くなって、中低域の厚みがもう少し欲しいかな。音の締まりは良好なので、その分音が硬く感じますね。高域の伸びきり感もイマイチで、音像は若干大きめかな。それと、音の粒子が粗い感じ=解像度不足を感じます。表情がベタっとする感じ。男声の深みが減退するのは、中低域の量感不足からかな。

○「幽霊の出る風景」
ん〜、やっぱり中低域の量感は不足していますねぇ。ピアノの弦が細くなった様な感じがします。音のスピード感も負けます。B-2102に戻したくなってきました。(笑)

ADの音に飽きてきたので、次はCDいってみます。アンバランス入力はCD-S2000のカップリングコンの耐圧(アンバランス:50V、バランス:25V)とケーブルの線材(アンバランス:VCT、バランス:Fケーブル)が異なります。入力はパワーアンプダイレクト。

○「La Spagna」(SACD)
おっ、CDの方が音は良いですね。ADで感じた不満半減ってところでしょうか・・・いや、1/3減かな。ちょっと中低域不足で高域が神経質なので、バイアス電圧を10%位上げるといいかなぁ。
※某所に確認したところ「発熱が増えるだけで音は変わらない」との事。

と思いつつ、音に違和感も感じるので試聴を中止してバイアス電圧を再チェックしてみると、左27mV、右14.5mV?何で?ちょっと狂い過ぎ!
20mVに再調整後、SACDで再試聴。

違和感を感じた中低域の硬さは解消して、高域の伸びと繊細感が出てきました。ん〜、放置し過ぎて調子が狂っていたのかなぁ。
しばらく使ってバイアス電圧が狂わないか確認しなくては。

607KX復活2012/10/21 20:30

2年以上ほったらかしていたAU-α607KXを、久し振りに使ってみる事にしました。ほったらかしすぎて接点に錆がわいたり、何か不具合が出ていないか確認しておきたいと。

コンデンサーの類いは完全に干上がってますし、動作が安定するまでには時間がかかるかもって事で、日中は電源入れっぱなしで数時間放置、一度バラしてバイアス電圧を測定してみると、Lchは問題無いものの、Rchがやたらと低い・・・何でだろう?20mVに調整してラックにセット、音を出そうとしたらLchが出ない。ピンコードを揺するとピンプラグが折れた・・・。ピンプラグの方が老朽化していた様で。

ストックのピンプラグに付け替えて音楽を聴いてみましたが・・・中低域が不足気味で、なーんかちょっと音に違和感が。もうちょっと通電させる必要あり?