UB-152撤廃20日後の試聴2014/03/01 19:00

B-2102に取り付けた30PRA20、電流量が少ないからか徐々に音質が変化し、よりハードでクールでシャープになって来たので、試聴してみました。今までもそうでしたが、悪い音源はより悪くなりますね。周波数レンジも広がって、分離も良好です。

○「La Folia」
普通の音楽CDを聴いていると、ハイ上がりなのかな?と思える事が多かったんですが、このCDを聴く限りは大丈夫みたいです。全域でスピード感アップ、低域も良く出る様になっていますが、やはり高域の切れ味アップの方が大きいかな。音が一点に凝縮されて、爆発するって感じです。爆裂ネアカサウンド?鐘の音もよりシャープです。

○「La Spagna」(SACD)
低域が伸びているのは間違いないですね、部屋の各部がビリビリ鳴りますし。鉄琴の鮮やかさ、伸び、切れ、文句無しです。ハープシコードはより一層クリアで透明、シャープに切れ込みます。鈴の鮮やかさは素晴らしい。ピアニシモで鳴る鉄琴も歪み感ゼロでシャープです。

ADもちょっとだけ聴いてみました。
MCトランス、P-3G、針圧は1.90g。
PRA-2000ZRはプリアンプとして完全復活させて発熱が心配だったので、冷却ファンのACアダプターの電圧を6V→12Vに上げたんですが、やっぱりうるさい!無いよりマシって事で、6Vに戻します・・・残念!9Vか可変タイプを買おうかな。
MCトランス入力の謎のノイズはファンの回転数を上げても同じなので、関係無さそう。まぁ、冷却ファン無しでもノイズは出ますからね。

○BIS LP-225(B面)
より一層ハードでクールでシャープになっているのはADでも確認出来ました。ドラムは硬く引き締まって伸び、余韻の「ブルブル」音が良く出ます。女声ヴォーカルの伸びと抜け、ベルの鮮やかさ、どちらも無色透明で美しい!

○「Viet-Nam」(B面)
恐怖のSMタイムの始まりです。(笑)
う~ん、なかなかこの超絶ハイスピードサウンドには慣れませんね(笑)。バシッ!バシッ!ビシッ!ビシッ!が延々続きます。とにかくハードでクールでシャープでクリア。色彩鮮やかで高域の剛性感と抜けは段違い。
恐ろしい、恐ろしい音じゃぁ。(誰?)
拷問に使えそう。(笑)

CDを追加。
○「竹竹」
「Viet-Nam」でADは腹いっぱいです。(笑)
書くのを忘れていましたが、細かい音の再生も向上して情報量がアップしてもいます=分離が良くなっているって事で。2トラックの「ドーンドン」の重心が下がっています。眼前で演奏しているかの様な尺八はGood。

ハイ上がりになっていたらバイアス電圧アップも考えていましたが、その必要は無さそうで一安心。ADよりCD-S2000の方がハイ上がり気味かもね。

CD版「Viet-Nam」2014/03/08 19:00

ADではウルトラハイスピードサウンドの「Viet-Nam」、CDではAD比で80点位の音と言う評価を下していましたが、CD-S2000で聴いてみたら良くなっていたので、久々に通して聴いてみました。

CD-S2000を色々改造する前はADにかなりの差を付けられていましたが、かなり接近しましたね・・・PRA-2000ZRのブリッジダイオードをFRED化する前の音に。
中低域のボリュームと音色はCD版の方が勝っていると思いますが、高域の透明感、抜け、ハードさで負けますね。拍子木の音は耳にビシビシ来ますが、やっぱり物足りない。対してドラムはCD版の方が良いと思います。中低域のボリュームアップが効いているのか、張りがあってシャープでハイスピード、ADよりも皮が硬い様な感じです。4トラックの琴や拍子木はハードさがもう一歩欲しいところ。5トラックの拍子木は、PRA-2000ZRのブリッジダイオード交換前といい勝負で、ここまで良くなっているとは予想外。「Viet-Nam」はCDプレーヤーの性能も問われる様です。

ウチのAD連合軍?とCDプレーヤーの勝負?はまだ互角、いつまでたっても勝負がつきませんね。

ステレオ時代2014/03/15 19:00

ステレオ時代
巷で「A-10IIを特集した雑誌が出ている」と噂になっていた(?)ので、オーナーとしては興味津々で買ってみました。初めて買った本格的なオーディオアンプですし。

中身に一番お金が掛かっているのは初代、外装に一番お金が掛かっているのがA-10IIなんだそうで。初代は採算度外視もいいところで、「赤字になる様なもん作るんじゃない!」と怒られ、採算を考えて作ったのがA-10IIだとか。A-10IIのサブフレームを使った剛体構造、メカニカルグランドコンストラクション(MGC)と言うんだそうで、MGCと言ったらモデルガンメーカーが真っ先に頭に浮かびました。(^^;

「ケーブルの取り回しに気を付けないとバズを拾う」と長岡先生が仰っていた初代、やっぱりノイズが盛大に出ていて対策に四苦八苦したそうです。フォノ入力や、プリアンプには相当贅沢をしていたみたいですね。「A-10シリーズにはサンスイの技術者 が 関わった」と言う噂、「A-10シリーズにはサンスイの技術者 も 関わった」と言う事らしいです。記事中にはA-10IIの写真も掲載されていますが、当て傷に色を塗られていたり、修理歴があるのは発売後30周年のアンプとしては当然でしょうね。

他にもカセットテープや70年代のラジカセの記事がありますが、74ページに出てくるSONY CF-1700の兄弟機?CF-1780を父親が買って持っていました。残念ながら故障箇所が出て来て捨ててしまいましたが、記事の様に修理してくれる人が居るのであれば、置いておけば良かったかなぁ。小学生の時によく持ち出して、電車の走行音を録音したものです。当時、レコードの録音はスピーカーから再生される音を、ラジカセで録音して何度も聴いていました。

「レコード再生再入門」と言う記事、アンチスケーティングについての説明が思いっ切り間違っているのに苦笑。「アームは遠心力によって外に振り出される」「アームを内側に振る力をかけなくてはいけない」って、逆やん。オーディオマニアなら100%が即座に指摘すると思いますが、こう言う思い違いをそのまま書いてしまうのは、レコード再生が昔の物になったんだなぁと思いましたね。インサイドフォースキャンセラーと言う別名を知っていれば、間違えようも無いと思うんですけどね。ライター自身が再入門しないと!(笑)

「YAMAHA GT-2000は今作ったら売価は100万円」とありましたが、あのアームで100万円はないわ・・・。(苦笑)

やっぱりね2014/03/18 19:00

今日の新聞に「4Kテレビ価格急落」と言う記事が出ていましたが、まぁ、分かり切ってましたよね、こうなるのは。どこかのテレビ事業を分社化したメーカーの社長は「4Kテレビで高収益!」って言ってましたが、こんな見識で社長が務まるのなら電業に素人でも務まりますわ。液晶テレビの様なゴミで商売しようとするとは、ソニー(あ、言っちゃった)も落ちたものです。

4Kテレビを絶賛していた評論家、表示出来る色域が広がったとか、実際に見て分かるかどうかビミョーなスペックを褒めたりして、「液晶テレビは少しずつ進歩している」と言う趣旨の発言をしていましたが、一体いつになったら解像度とコンバージェンス以外の要素でブラウン管を越えられるんですかね?解像度等の要素をハンデにしても、ブラウン管は越えられていないんじゃないんですか?本当は分かってるんでしょ?

中国・韓国に作れない様な技術でないと、高収益なんて望めませんよ。作ったところでエンジニアを引き抜かれてパクられるかも知れませんが、テレビとして基本的に問題のある液晶で勝負しようとしている間はダメですね。それでもまだ解像度上げますか?8K?16K?そんな物誰が買うんですか?解像度を上げれば映像は美しくなるんですか?

嫌々液晶テレビを買ってから1年半になりますが、もう本当にウンザリしてきました。コントラストが浅いので、鮮やかな絵が出ないってのは致命的。音も最低だし、便利で高解像度以外に何も無いので、フラストレーションが募ります・・・。ブラウン管テレビが欲しいなぁ。(ToT)

GT-CD1にWIMA投入2014/03/22 19:00

FRED投入で元気になりすぎたGT-CD1、高域のキャラクターが少々気になるレベルなので、落ち着かせる様に考えてみました。カップリングコンデンサーのMUSE KZをSILMICIIに交換するのも良いかと思いましたが、確実に使えると言う保障はありませんし、まずは手持ちのパーツで試してみる事にしました。

CD-S2000に使おうと考えていたWIMAの2.2uFフィルムコンデンサー、高域が落ち着く方向に変化するという記憶があり、かつ余っているのでGT-CD1のMUSE KZにパラ付けしてみました。2.2uFは本体がでかく、1個だけどうやってもプリント基板表面に付かなかったので、裏側に取り付け。と言うか、MUSE KZがでかいんですけどね。

早速試聴してみました。

○「La Spagna」(SACD)
狙い通り、中高域がちょっと引っ込みました。中低域はほとんど影響は無さそうです。元気が良いだけで大暴走していたので、シルミック投入等々を考えていましたが、手持ちのコンデンサーで何とかなって良かったです。鉄琴や鈴、リコーダーの切れや鮮やかさも文句無しです。強いて言えばハイエンドにちょっとキャラクターを感じますけど、気にしない、気にしない。

○「輪廻交響楽」
CD-S2000に比べると、豪快荒削りサウンドで、ちょっと歪みが多いかも。4トラックのジェゴクの量感は問題無し。ガムランの高域も問題無し、拍子木のぶちかましも問題ありませんが、ちょっとCD-S2000に負けるかな。ゴリゴリとパワーで押す低域は勝っていますが。

○「Viet-Nam」
2トラックのドラムはOKですが、拍子木は落ちますね。5トラックの琴や拍子木はなかなか良くて、耳に悪そう。(笑)

あり物を使ったWIMAのフィルムコンデンサーが効いてくれて良かったです。一石二鳥でしたね。
ただ、やっぱり長く電源を入れていると、若干右chが弱いかな?と感じますね。ご老体ですから、酷使は禁物でしょうか。

壊れた?2014/03/29 19:00

G2R-2-AUL(カバー)
サブシステムで使用中のA-10II、最初は気のせいかと思っていましたが、電源ON直後に右chの音量が小さくなっている事に気付きました。1時間くらい放っておけばほぼ気にならなくなりますし、ボリュームをグイッと上げれば(10時程度)改善されるので放っていました。最近、音量差が大きくなってきた様なので、「電子部品の故障か?」と思って某所に聞いてみました。

「症状から判断すると、リレーの接触不良じゃないの?」と言う回答で、高信頼性リレーOMRON G2R-2-AULを投入していたので全然疑っていませんでしたが、試しにスピーカー出力AからBにつなぎ替えて音を出してみると・・・直りました!えぇ~、リレーですかぁ。そんなトラブルが起こるほど使い込んでいないので、まさかと思いましたが某所の診断の方が正しかった様です。

出力Bの方も最近使っていなかったので、2回目にBに切り替えた時には左chから音が出なくなり、この時はあえてボリュームを8時くらいまで上げておいてからBのリレーをONにする事で直りました。いつもはリレーがつながってからボリュームを上げていますが、あえて「バチッ」とやる事で、酸化膜か汚れかは分かりませんが飛んでくれるようです。

B-2102のG2R-2-AULは使用頻度が高いにもかかわらずノートラブルなのに、ちょっと意外です。交換用のリレー(G2R-2A)を用意していましたが、接点が金コーティングされているリレーに使える裏技を教えてもらったので、これで直ったらリレー交換をせずに済みそうです。

復活!2014/03/30 18:30

私の持っているリレーではG2R-2-AULにしか使えませんが、「接点を金属研磨用のクロスで磨けば直る」らしいです。通常、スピーカーリレーは研磨厳禁ですが、金コーティング接点に限って研磨OKらしいです。と言っても、後述する様に軽ーく撫でる程度の研磨ですからね!ゴシゴシやったらどんな接点でも凸凹になって高調波歪みが増え(by某所)、音質劣化しますからね。

まずはリレーを取り出してバラし、接点の状態を写真撮影してみました。問題の有る右ch、無い左ch、目視では共にきれいで接触不良を起こす様な状態には見えません。汚れチェックのため、ティッシュペーパーにパーツクリーナーを染ませて接点で挟み、10mm程一方向に引いてみましたが・・・きれいですね。これで良いかとも思いましたが、一応教えてもらった「金属磨きクロスで接点を磨く」を実施しておきます。写真左下の様に金属磨きクロスを接点で挟み、コイルの上の部分を軽ーく指で押さえて5mm程一方向に引いて研磨完了。接点にゴミが残らない様にパーツクリーナーで洗浄しておきました。接点の押し付け不足も考えられるので、一番外側のプレートをほんの僅か曲げました。「く」の字になるまで曲げちゃダメです。

念のために左右を入れ替えてリレーを取り付け、接触状態を撮影したのが写真右上。接触状態に問題がある様には見えないですね。これでまた右chの音量が小さかったらリレー以外の原因でしょう。オマケでスピーカ出力端子もピカールで磨いて、パーツクリーナーで脱脂しておきました。

さて音出し・・・直りました!全然問題ありません。
リレーが汚れていた様には見えませんでしたが、偶然ゴミでも挟まったとか?よく分かりませんが、0円で直ったのでヨシとしましょう。
付け足しですが、見るからに真っ黒で劣化しまくってボロボロなリレーは、磨こうなんて思わない方が良いですね。今回と同じ様に研磨してみて、引っ掛かる様な感じがあってもアウトでしょう。磨いた感触としては、「きれいに洗ったガラスコップの縁をきれいな指でなぞる」って感じですかね。音にすると「キュ~」と言ったところ。

B-2102だけですが、最近電源ON直後はリレーのスイッチを入れない様にしています。オフセット調整はヒートアップ後にしますが、電源ON直後は調整がずれてスピーカーから「ボッ」と言う音が出てしまうので、ヒートアップが終わってからリレーをONにしています。まぁ、そんなに気を使う必要も無いと思いますが、こうすれば「ボッ」が出ないのでリレーが長持ちするかなと。