新年の御挨拶2014/01/01 00:00

明けまして
おめでとう
ございます。



本年もどうぞよろしくお願いいたします。<(_ _)>

外付けHDD補修2014/01/02 08:00

因みに、私のHD-HES500U2の中身はWestern Digitalでした。
HDDの製造年月日は2009年5月で、年末に買った記憶があるので、恐らく同年の冬に買っていると思います。4年前ですね。

で、悪い電解コンデンサーだけ交換してもいいんですが、どうも気持ち悪いので全交換する事にしました。写真左上の青いのは、中古のカーコンピューター用に買った125℃耐熱(ニチコン)、茶色のKMGはGT-CD1に使った中古品です。残りは手持ちが無かったので共立電子に発注、パナソニック、ニチコン、東信工業とブランドはごちゃ混ぜ。パナソニックの250V47uF(オリジナルは200V47uF)だけは105℃耐熱が無かったので85℃耐熱にしましたが、常時は使わないので問題無いでしょう。

電解コンデンサー交換、怪しいハンダも修正、元通りに組み立てて電源ON、サブPCのバックアップ用に使ってみましたが、なぜか静音化!もの凄く静音化!
交換前は、「ひゅいぃぃぃぃ~ん、ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ!」と、音と振動が凄くて、買った新しいHDDの静かさに感心していたんですが、一緒やん!静かやん!電源が悪かったんか!UNBELIEVABLE!!

もう、なんて言うか、最低ですね!
運が悪いとこんな物まで最低・最悪なブツを引き当ててしまうとは・・・。

やっぱりお祓い行った方が良かったのかな。( ̄~ ̄;)

SBD2014/01/03 12:00

個人的に嫌いなSBD、新電元の資料にも「逆電流が大きくなる」とあるのに、どうしてこれがオーディオ用に適しているのか疑問ですね。逆回復時間30nsのスイッチングノイズよりも、逆電流の方が問題があると思いますけどねぇ。

シリコンカーバイトSBD(SiC-SBD)ってのは良さそうですが、どうなんでしょう?

プリ部もFRED化2014/01/04 19:00

ずっと謎でした、電源基板にある4本足のパーツ(写真左上)。シルク印刷を見ると、それがブリッジダイオードらしい事は分かりましたが、辛うじて読み取れた「RB-152」と言う型式で調べてみても全く資料無し。別方面から調べていると、古いサンスイのアンプにRB-152が使われている事が判明。サンスイと言えば某所、某所に聞けば何か分かるんじゃないかと言う事で聞いてみると、RB-152は既に廃止品で、代替品としてUB-152と言う物があるらしい。

早速UB-152で調べてみると、あった、ありました、データシートが。書かれているスペックは整流容量0.7A、逆回復時間400ns・・・遅っ!当初は新品交換を考えていましたが、この逆回復時間を見て交換する気が失せました。このダイオードはフォノイコライザーやプリアンプ部分に電源を供給する回路に入っており、もっと高速なダイオードを奢ってやれば音質改善が望めそう。

と言う事で、手持ちの30PRA20を使ってFRED化してみる事にしました。CD-S2000のFRED化でユニバーサル基板を使い切ってしまったので、基板や配線用のスズメッキ軟銅線(0.65mm)、ボリューム基板用のオペアンプ等を仕入れてきました。今回は設置スペースが狭いので、上方向に細長く伸ばして製作、結果的には無駄に細くしすぎましたが(笑)、問題無く取り付けられる幅に収まりました。スズメッキ軟銅線は0.6mmでは細そう、0.8mmはちょっと太いかと思ったんですが、何でその間が0.7mmじゃなくて0.65mmなんだろう?規格でもあるのかな?オペアンプはNJM4558DDを自作変換基板で取り付け。

さらに高域特性の改善を狙ってブロックコンデンサー(ノーマルでは80V/1500uF)に、ジャンクアンプからパクったスチロールコンデンサーをパラ付け。
ブリッジFREDは問題無く取り付けられましたが、傾くと抵抗に接触してショートしそうで怖い!ホットボンドで絶縁したところで、抵抗の熱で溶けてしまうので、写真には写っていませんが結束バンドで縛っておきました。

電源を入れて数時間試運転しましたが、FREDの発熱は全く問題ありません。元々の整流容量が0.7Aですから、余裕綽々でしょうね。

エージング不足ですが、どんな音になったかチョイ聴きしました。
PRA-2000ZRと比較するため、P-3Gの針圧は1.89gでいってみます。

○BIS LP-225(B面)
情報量、滑らかさ、高域の抜け、低域の伸びと締まりで差がありまくりですが、RB-152よりも高域がスッキリして透明感アップ。針圧はもう少し上げた方がバランスは良さそう。ベルの音はなかなかのもので、ノーマル状態のPRA-2000ZRには勝っているかも。異常にチューンした音に慣れちゃっているので不満に思うだけ?

PRA-2000ZRのブリッジダイオード程ではありませんが、高域の伸び、抜け、透明感は確実に良くなってますね。プリメインアンプ内蔵のフォノイコライザーとしてはかなり良いと思います。

FRED化後の試聴2014/01/05 18:00

写真はボリューム基板に取り付けたNJM4558DD。(隠れてますが)

最近、あっちこっちいじり倒しているので、音の記憶もゴチャゴチャになっちゃってます。とりあえず、改めてB-2102と比較してみようと言う事で、ADで試聴してみます。PRA-2000ZRの音は印象に残ってますし。

MCトランス使用、P-3Gの針圧は1.89g。

○BIS LP-225(B面)
まずは内蔵フォノイコライザーから。
おぉ~、A-10II内蔵フォノイコライザーとは思えない高域の伸びと透明感、PRA-2000ZRで聴いている様で、ベルの鮮やかさも良いです。ただ、若干女声ヴォーカルの音域が重い、情報量イマイチって事は仕方無いですね。でも、MOSみたいな音は出てますよ。電源の質って重要なんだなぁと再認識。本当に良くなりました。ボリューム基板のNJM4558L→NJM4558DDの差は・・・分かりません!(汗)

途中でPRA-2000ZRにスイッチ。滑らかで繊細、レンジが広く、低域には芯が入って全域で充実します。でも、「やっぱり内蔵はこんなもんだ」から大出世、本当にノーマルのPRA-2000ZRになら勝てるかも知れません。それと、A-10IIで聴くなら、針圧をもう少し上げるべきですね。

○「Viet-Nam」(A面)
再び内蔵フォノイコライザーで。
B-2102に比べれば中高域が重いかなと思いますが、越えられない壁を越えやがりましたね。立ち上がりは若干角が丸まる感じで、B-2102のハイスピードサウンドには敵いませんし、ドラムの音も重心が上がって芯がぼやけます。平凡な音と感じてしまいますね。
ノーマル状態のB-2102になら勝てる?

○「シューベルト/鱒」
これは外盤ジャーナルに載っていたADかな?
聴いたのがずいぶん前なので比較する材料がありませんが(おい)、ピアノの高音域が若干メタリックかなと思いますけど文句無し。以前聴いた時のB-2102とPRA-2000ZRのコンディションを考えると、それを上回っているんじゃないかと思える高音質。

A-10IIはもう触らんでも良いでしょう。当初の死にかけ状態が嘘の様です。何せ、リレーが腐って音が出ませんでしたから。NJM4559Dを一応買いましたが、あえて取り換える必要は感じませんね。

メンテナンス2014/01/06 19:00

音質が良くなって大満足のA-10IIですが、何度も何度も分解しているのであちこちに当て傷を作ってしまい、フロントパネルの文字が削れてきたので、削れた部分をペイントで補修してみました。塗料は小瓶サイズの商品があった水性エナメル、ミルキーホワイトを買ってみました。

「NEC」のロゴやA-10IIの「II」部分を主に塗りましたが、ヘッタクソですね(苦笑)。
爪楊枝で塗って、はみ出た部分を乾いてからコリコリ削りましたが、色がイマイチ合っていない事もあって、近くで見ると違和感が。まぁ、削れているよりはマシって事で。
ついでに焼結合金ノブの白線を入れ直し。こちらは多めにベトーっと塗って、はみ出た部分を乾いてから削り取りました。こちらの方は結構上手くいって、A-10IIが新しくなった様な感じがします。(完全自己満足)

電源ランプの4連LEDに入っている、焼けた抵抗も交換。1灯では1kΩ程度を入れると良いとWebの記事には書いてありますが、4灯だし、このためにわざわざ買うのもどうかと思い、ジャンクパーツからパクってきた560Ωの抵抗を付けておきました。LEDの明るさが若干暗くなり、緑色に近付いてなかなか良い感じです。

磁力測定2014/01/07 22:40

P-3G、MC-L1000、C1と聴き比べた時、針圧計にカートリッジを近付けた時に表示されるg数の最大値、秤量皿の金属がカートリッジの磁石に引かれて示すマイナスの値を計測してみました。

P-3Gが圧倒的に大きくて0.218g、次が大きく離れてMC-L1000の0.068g、C1は0.033gでした。まぁ、磁気が漏れる方向もあるでしょうから、P-3GがMC-L1000の3倍って事は言えないと思いますが、P-3Gの磁石はかなり強力そうです。

因みに、鋼鉄スタビライザーに強力に吸い付くのはMC-L1000で、同じ距離でもP-3Gは吸い付きませんから、MC-L1000は横方向に大きく磁力が漏れているのかも知れません。

参考まで。

燃えた・・・2014/01/11 19:00

燃え尽きました。GT-CD1のトランスが・・・。(T△T)

CD-S2000のブリッジダイオード換装がイマイチな結果となってしまったので、余ったブリッジFREDの使い道を考えていたら、GT-CD1にも同じ様なブリッジダイオードが使われていた事を思い出しました。引退したGT-CD1ですが、FREDに交換して音が良くなれば儲けものと思って分解してみました。

ブリッジダイオードはDAC基板やサーボ基板に使われていて、今回はお試しでDAC基板用メインと思われる方の、ブリッジダイオードをFRED化する事にしました。基板裏のシルク印刷を見てみると(写真右上)、CD-S2000に使ったブリッジFREDがそのまま使えそうだったので、取り付けがしやすいようにユニバーサル基板を切り、基板下にはスポンジゴムを接着してDAC基板と隙間を空け、ハンダ付けをして完成。さっさと戻してスイッチON。CDを入れたら・・・何やら下の方から怪しい音が。

グジュグジュグジュグジュ・・・グツグツグツグツ・・・ (煙がモア~)

Σ( ̄ロ ̄lll)


まずいと思って電源を切りましたが、時既に遅し。トランス焼損。ill○| ̄|_

「何で?」と思って取り外したブリッジダイオードの品番を見てみると、+-の配置がシルク印刷と違うやん(写真右中)。CD-S2000用に自作した物は、+から右回りに「+~-~」ですが、GT-CD1に付いている物は「+~~-」・・・そらあかんわ。シルク印刷を信用して現物確認を怠ったミス。ったく、ド素人はこれだから・・・。(ToT)

トランスが死んでしまったので、代替品を探さなければならないんですが、出力電圧が分からない。大慌てで以前GT-CD1ネタでお世話になった、てつさんに聞いたり、ダメ元で某所に聞いたりしましたがすぐに分かる訳も無い。必死で以前何か写真に撮ったりしていないか、PCの中をサルベージしていたところ、てつさんに分けてもらったGT-CD1の回路図(pdfで一部分)があり、出力電圧は15Vと判明。いや、本当に助かりました、てつさんに感謝です!<(_ _)>

トランスは一次側が焼き切れてしまってどうしようもないので、新品FRED(30PRA20)を出してきてブリッジダイオードを組み直してみました。写真左下が正解ですが、全然違いますよね・・・そりゃ燃えるわ。
DACにダメージがあったらシャレにならんなぁ。

はぁ・・・。

トランス換装2014/01/12 19:00

オーディオ用のトランスと言う品物をWebで調べてみると、大阪にある共立電子がAC15V 1A出力の自作アンプ用トロイダルトランスを売っていました!取り付け穴も4ヵ所の内2ヵ所はそのまま付きそうですし、供給容量も1Aあればいけるだろうって事で買いに行って来ました。

GT-CD1にはトランス取り付けベース(トレイ?)があるんですが、穴の間隔は60mm、70mmとなっているので、予想通り短辺側2ヵ所はそのままネジが入りました。長辺側は少しだけ足りないので(写真の赤丸と白丸)、純正トランスのベースをぶった切り、買ったトロイダルトランスのベースより若干低い位置までワッシャーを重ね(2重)、ぶった切った純正ベースをその上に重ねてネジを締め込みました。まぁ、ほぼポン付けみたいなもんですね。

トロイダルトランスの無負荷状態での電圧は17V。負荷を掛けたら15Vがちゃんと出そう。元通りに組み立て、緊張しながらスイッチON・・・燃えませんね。アンプに繋ぐとちゃんと音が出ています!あぁ、良かった。

交換当日ですが、ちゃんと音が出ているかどうか試聴してみました。
GT-CD1の試聴は久し振り。ウェイト無しなので、条件はちょっと不利かもね。接続ケーブルはVCTバランスケーブル。トランス交換で悪くなっていなければ良いのですが・・・。

○「La Folia」
以前はCD-S2000に比べて高域の伸びが劣っていましたが、FRED化で大幅改善!低域は若干緩いですが、良く伸びています。ただ、音が少し大味で、解像度はCD-S2000に負けていますね。鈴の微粒子感もイマイチ。爆竹なんかは遠方で鳴っている様に感じます。CD-S2000の方が壮絶(笑)。でも、音楽をのんびり聴くにはこの音の方が良いかも。早送り/早戻しは圧倒的にGT-CD1の方が使いやすい!CD-S2000はもっさりしすぎ。
・・・右chがやっぱり若干弱いかなぁ、残念ながら。

○「竹竹」
結構ブンブン低音が出ますね、ちょっとだけ緩いけど。高域の伸びと切れは問題無し。8トラックは良く部屋がビリついてます。
GT-CD1ってこんなに良い音だったっけ?ザラつきが減った様に思います。30PRA20の威力?トロイダルトランスの電流供給力も問題無さそう。このトランスの方が良かったりして。CD-S2000もDAC用はトロイダルトランスですし。音楽を聴くにはこっちだなぁ・・・本来そう言うものだろうって?(^^;

○「アラブ=アンダルシアの音楽」
やっぱり高域の繊細感、透明感はCD-S2000に負けています。低域は重りを載せたら締まるかな?5トラックの「耳にビシビシ」は合格です。「水チョロチョロ」はちょっと分離が悪いかな。CD-S2000に比べると、若干埋もれる様な感じです。

FRED化でクリアになってますます音の良くなったGT-CD1ですが、ICの不調が残念。CD-S2000に改造対決?で負けたのも残念。ですが、GT-2000Lと共にラックの最上段に据え続けようと思っています。
・・・トロイダルトランスは、音質的にどうなんでしょうね?

ダイオード全交換2014/01/13 19:00

ちょっと日付は端折りますが、DAC基板のブリッジダイオード交換直後は若干まったりな良い音となっていましたが、交換後3日くらいで高域がハードでシャープになってきました。そこで、ダイオードが余っていることでもあるので、この際全交換してみることにしました。

ICやリレーに入っているのが「D3SB20」、サーボ回路に入っているのが「15WB20」、共に逆回復時間の記載が無いので、400ns程度の遅~いダイオードかと。D3SB20は本来ならD4SBL20Uと交換すべきところですが、GT-CD1にそこまでお金を掛ける気も無いので、全部自作ブリッジFREDにします。ただ、サーボ基板の分まで30PRA20が無かったので、こちらは30PHA20(SBD)にします。音には関係無いしね。

サーボ基板の15WB20を取り付ける部分のシルク印刷もしっかり間違ってますね、もう騙されませんよ!D3SB20は厚みが薄いので、自作ブリッジFREDを取り付けると写真左下の様な大変見苦しい事に・・・何があっても自己責任ですからね。どちらも自作の方が整流容量が少ないので、過剰な発熱や動作不良があるかも知れないのは覚悟の上です。

さっさと交換、あまり時間がありませんがチョイ聴きしました。
IC用に使った30PRA20は中古でエージング済みなので、すぐ試聴しても問題無いでしょう。

○「La Folia」
音が引き締まってスピード感アップ、低域の量感も少しアップしています。何だこれは、本当に22年前のCDプレーヤーか?「CD-S2000に高域の伸びで負けている」と言っていたのが、まさかブリッジダイオードのせいだったとは・・・。加えてトロイダルトランスも効いている事にしとこう。爆竹の鮮烈さも復活、鐘の音も鮮やか。ただ、やっぱり周波数レンジはCD-S2000に負けてますね。
さすがに同一人物がいじっているだけあって、音質傾向は全く同じ。そっくりです。

○「La Spagna」(BIS-CD-163)
あ~、懐かしい音。主に高域の伸びと切れが増しています。鉄琴の透明感、剛性感も文句無しで、華麗に散乱します。DAC基板のダイオード交換当日とは段違いの伸びと切れです。

―ここでSACD版にチェンジ― (もちろんCDレイヤー)
音はSACD版の方が落ち着いている、と言うよりCD-163の方がわずかにハイ上がりですね。どうせ買うならSACD版でしょうけど(収録曲数も多いし)。

いや~、ブリッジダイオード交換で、音質が現役即復帰レベルにまで良くなるとは予想外。純正ブリッジダイオードの逆回復時間は、やっぱり相当遅そうです。