スチコン投入2017/03/29 19:30

スチコン
「輪廻交響楽」のガムランで高域の癖が気になったSE-U55SXですが、これまでは「MDS-S50の内蔵DACよりマシならいいや」と思って、音質イマイチな東信UPZをパラ付け用のコンデンサーに使っていましたが、もしかしてこの高域の癖は東信UPZ由来では無いかと思い、PM-80@ジャンクに付いているスチロールコンデンサーを取りまくり、お試しで付け替えてみる事にしました。
因みに、実測した容量は200pF強でした。

さっさと付け替えて試聴。

○「La Folia」
実はもっとキンキンする音になるんじゃないかと内心ビビっていましたが、オーソドックスなバランスになりました。高域の繊細感、微粒子感はスチロールの方が良いと思います。鐘の音はこれまでで一番じゃないかな。

○「輪廻交響楽」
4トラックのガムラン、東信UPZみたいに妙な癖は感じられません。ちょっとうるさいけどこれ位なら我慢出来るかってレベル。拍子木のぶちかましは文句無し!

○「風韻」
バスマリンバ、三十弦箏の低域は問題無し。篠笛の伸びと切れも文句無しでしょう。歪み感についてはスチロールの圧勝。

○「竹竹」
歪み感はかなり改善、尺八のザラザラ感がほぼ気にならなくなりました。同様に鳥の声も良くなっていますが、ガムラン同様一部周波数帯にピークがまだ残っている感じです。

○「La Spagna」
金属の打楽器系統の音はほんの少しぎこちない感じもしますが、及第点。やはりどこかに癖がある影響かな。ハープシコードは音色がちょっと重いってのも同じ原因かな。31トラックの鉄琴なんかはそんなに癖は感じませんが、もう少し滑らかならなぁと思います。

再整備を始める前とは段違いの高音質、しかも全てジャンクパーツで賄うドケチっぷり(苦笑)、これならUSB DACとして文句無く使えます。音質はCD-S2000(改)に比べれば80点ってところかな・・・80点の音が出ていれば十分過ぎでしょう。

しかし東信のコンデンサーって個人的に好きじゃないです。フィルムは全部交換しようかなぁ。