P1実走テスト2016/04/19 19:30

PIRELLI P1
※始めにお断り:文章中の速度に関しては、私の脳内妄想、錯覚、空想上の設定に基づくもので、事実とは何ら関係無いと言う事をお断りしておきます。

まずは空気圧を指定値の200kPaに調整、ショップからの帰り道に「空気圧が高そうだ」と思った通り、230kPa程度充填されていました。210kPa位でいいって言ったのに・・・。

普通にのんびり走って思ったのは、路面の凸凹をいなすのが下手。要するにトレッド面が硬い感じで、ショックの吸収がイマイチ。なので、乗り心地がそんなに良いとは言えません。同じ道路で80km/h程度の速度域でステアリングを素早く左右に振ると、リアタイヤが「ヌルリ」って感じで滑ります。滑ると言うか、サイドウォールがグニャグニャして追従が遅れる様な感じで、違和感かつ不快感を感じます。

山道もちょこっと走って写真上の赤い矢印の位置まで接地させてみましたが(軽くスキール音が鳴るくらい)、グリップレベルはまぁまぁ。それよりも、コーナー手前からステアリングを切り込んでいって、素早く戻して素早く切り込み直すと、例の「ヌルリ」が現れます。アンダーステアが出る訳でも無いので、やっぱりサイドウォールの剛性不足じゃないんでしょうか?左右方向の荷重変化があると、支えきれずに腰が砕けるって感じでしょうか。緊急回避でステアリングを切り返す様な場合だと、ドキッとする様な挙動が出ますね。

戻って来てからトレッド面を横から見ると、矢印の位置まで熱が入ってました(写真下)。改めてゴムを触ってみましたが、TREADWEAR 420って程は硬くないかなと思いました。

エコ(Ecology Economy)と言う観点では、転がり抵抗も少なそうだし価格も安くて十分合格点だとは思いますが、あの「ヌルリ」は嫌ですね。こんな現象の出るタイヤは初めてですが、トレッド面の硬さをサイドウォールで調整しようとしてこうなっているのかな?ショップの人が「ミシュランの方が物は良い」と言っていたのが分かりました。Webの記事ではもっと扁平率の低いP1を装着している人が多いので、サイドウォールの剛性不足が出ていないだけなのかなぁ。普通に走る分には全く問題ありませんが、緊急回避時に良くない特性が悪影響を及ぼさなければ良いのですが。

今まで履いたタイヤの中で、ワーストはぶっちぎりでピレリ P3000(とにかく安っぽくて硬い)でしたが、P1はミシュラン E3Aと同じかちょっと落ちるくらいのブービー賞。まぁ、安いからいいけど・・・。

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