B-2102の調整と試聴2014/05/06 18:30

バイアス電圧
気温が上がりだしてから、数日に1日くらいの割合で「音質がイマイチ」と思う日があり、しばらくほったらかしていたB-2102がご機嫌を損ねているのかと思い、調整してみました。

最低値は22mVを切るくらいまで下がっていて、ちょっと下がりすぎ。最高値は22.3mVでちょっと低めなくらい。23mVに調整して、音楽CDを聴いていましたが、調整後はハードさが復活したのは良いんですが、高域がちょっと気になるのでADで音質チェックしてみました。最近聴いてませんでしたし。

ウォーミングアップでシノーポリ指揮のマーラー第5交響曲を聴いてみましたが、あまりのシャープでクールな音質にビックリ。FRED化で「スーパーアナログサウンド」になってますね。スカッと抜けて切れのあるトランペットは最高です。

PRA-2000ZRのMCトランス使用、P-3Gの針圧は1.90gです。

○BIS LP-225(B面)
全域でハードでシャープでダイナミック、ドラムの締まりと伸びはスーパースワンとは思えません。ヴォーカルは澄みきってシャープに抜けますが、高域はハード過ぎと言えなくもないので、CDとバランスを取るには、針圧はそのままでバイアス電圧を22~23mVの間にするのが良いかも知れません。
ん~、31DF2のエージングが進んだのか、更にハードでシャープになっているかも。B-2102もよりハードになっていますが・・・まぁ、「アレ」を聴けばはっきりしますね。

○「Viet-Nam」(A面)
ハイ、「アレ」です。(^^;
A面冒頭から異様な迄にハード・・・怖いわ~(笑)。
確かに以前よりハードさが若干アップして、更に贅肉が減った感じ。琴の弦を弾いているのに、打撃音の様にビシビシ来ます。A-1だけで耳が痛い・・・。A-2のドラムは硬く引き締まってドライ、余計な肉付け一切無し。FE103En-S+マグネットにしてから、ホーンの音は気にならなくなりましたね、良く制動出来ている様です。A-3は本当に「スーパーハイスピードサウンド」ですね。琴の切れも文句無しです。耳が・・・。(xox;)
GT-2000LにYA-39、PRA-2000ZRの外観だけ見せて、音を聴かせたらでんぐり返るかも。(笑)

○「魅入られた風景」
やっぱり全域でよりハードに引き締まってますね。スーパーハイスピードサウンドです。金管楽器とピアノの低弦が印象的。

○「シューベルト/鱒」(TELEFUNKEN 6.42695)
エグイAD連続で、緊張で肩が凝ってきた。(^^;
あ~、ホッとします(笑)。ADそのものの音質は低域の締まり抜群ですが、高域の抜けと弦の滑らかさはイマイチですね。ピアノの剛性感がもう一息上がれば万全です。コントラバスのゴリゴリ感は良いです。

○「プロコフィエフ/アレキサンダー・ネフスキー」
Uさんも入手なさった記念って事で。(?)
私の盤は状態がイマイチで、パチパチノイズが多いです。低域は良く出ますが、合唱や弦の高域が若干歪みっぽい、滑らかさがイマイチなのがマイナス。あまりADのコンディションが良くないのかも知れませんが。

さて、色々FRED化して従来のセッティングでは少々ハード過ぎる感じがするので、次回調整時はB-2102のバイアス電圧を23mVを切るくらいで調整してみましょうか。22mV台と思われる時に、CDを聴いていてとろける様な良い音になった時期があったので、シビアすぎる様な気もしますが22.5mV程度にしてみようかなぁ。(悩)