FE103En-S@18ヶ月目2011/09/16 19:30

先日からFE103En-Sのエージングが進んで音質が向上していると感じたので、きちんとチェックしてみました。

○「La Spagna」(SACD)
ビックリする程の音質向上ではありませんが、鉄琴やカスタネット、リコーダーの高域が力まずスムーズに良く伸びています。微小信号の反応も良くなっているのか、エコー成分が実に美しいですね。きれいに伸びて、サラサラと消えて行くと言った感じです。伸びた分、鮮やかさも増しているでしょうか。鈴の鮮烈な切れ込みは素晴らしいです。低域はさほど変わったとは思えませんが、若干締まりが良くなっているかな?ってところです。
某所に教えてもらっていた「この構造のユニットは、使い込むと高域が伸びる」と言う通りになってますね。総体的には「ハードでシャープでクール」と言うところ。

HMA-9500(改)をお持ちのUさんによりますと、やはりB-2102の高域とは違って独特の音色がHMA-9500にはあるそうです。ウチのB-2102も改造で大概ハードでシャープになってますが、それとも違う音色は興味が沸きますね。

さて、馴染み深いCDレイヤーでも確認試聴をしました。音質向上がSACDのせいだったらお笑いなので。
やはりCDレイヤーは音の密度が下がってガサガサと荒れた印象ですね。CDレイヤーでも十分に高音質ですが、SACDの歪みの少ない滑らかに伸びる高域を聴いてしまうと、物足りなさが残ってしまいます。FE103En-Sの評価は同様の事が確認出来ましたが、ちょっとだけSACDの要素が入ってたかな(汗)。スムーズに良く伸びて鮮烈ってのは間違いないです。

これだけ高域が伸びる前にCD-S2000等のチューニングをしているので、若干高域が強く出すぎかなぁとも思えてきましたが。

コメント

_ ひぃ ― 2014/05/10 17:35

ベルビアさん、こんにちは。
FE103En-S(新同品)を入手して、とりあえず108Sと取り替えました。未エージングですが、108Sの高域のへたり具合が判り過ぎる程、高域は情報量が多く自然に伸び、定位もよりはっきりしました。低域は確かに108Sにあったスピード感や力感が後退し、伸び重視でゆったりですね。早速マグネットを注文しました。今はダラダラ音を出してエージング中です。本当にとても良さそうなユニットですね。やはり私も含めスーパースワンを使う人達は、長岡さんの目指す音が好みだと思いますので、ハイスピードで叩きつけてキラキラ散乱するようでないといけませんね。スピーカーで目指す好きな音が決まっていると、その他の機器のチューニングも方向性が定まりますしブレないので、このスピーカーと長岡さんには大感謝です。どれだけオーディオが楽しくなったか計り知れません。また、報告させて頂きますね。

_ ベルビア ― 2014/05/10 18:55

ひぃさん、こんにちは。

まずはFE103En-Sの入手、おめでとうございます!
ノーマル状態だと、低域が緩いのが気になりますよね。
マグネット追加でピシッと引き締まると思います。

本当に長岡先生がお元気な時にめぐり会えて良かったです。
好みが合ったというのもあるんでしょうけど、褒めたハードやソフトを買えば
「看板に偽りなし」だったので、「この人は信頼出来る」と思いました。
スーパースワンの記事を読んで、工作に踏み切って正解でしたね。
ひぃさんの様におっしゃる方が居れば、長岡先生も喜んでらっしゃるでしょうね。

マグネット投入後の音を楽しみにしています。

_ ひぃ ― 2014/05/17 19:58

ベルビアさん
こんにちは。本日やっとマグネットの追加作業をし、早速CDから音出しをしました。ベルビアさんが書かれていた通りに「大化け」しました!。音離れ、スピード感、力感等、全てが向上して、「ダイナミックでシャープに切れ込んでハイスピードで散乱する」感じがパワーアップして戻ってきた!と想像以上で驚きました。まだまだエージング不足で荒々しさもありますが。。。しかし、エージング中でも既に「108S新品時」より「103En-S+マグネット」の方がfレンジも広く癖が少ない要素が見えますね。明日はADを聴いてみたいと思います。本当にマグネット追加を教えて頂き有難うございます。スーパースワンは凄いですね。

_ ベルビア ― 2014/05/17 21:55

ひぃさん、こんばんは。

おぉ~、やはり良くなりましたか!全然違いますよね!(^o^)
ノーマル状態だとスーパースワンのホーンに負けてしまう印象ですが、
マグネットの追加でFE103En-Sの制御下に置かれる様な感じです。
ぜひ、拍手を再生してみて下さい。ボーボー音が全然違いますよ!
ADで「魅入られた風景」を再生すると、スーパースワンとは思えない
低音が出て驚きます。

私は108S→6N-108S→108ESIIと使ってきましたが、
FE103En-S+マグネットが一番良い音だと思いますよ。

スーパースワンを使う楽しみが出来て、良かったですね。
ユニットさえあれば、本当に一生使えそうです。

_ ひぃ ― 2014/05/18 23:12

ベルビアさん
こんばんは。今日はADを聴いてみました。歪み感が減り煩さや混濁感がなくなっていることが良く判りました。また、帯域のバランスも変わっているので、これからエージングをしながら、ホーン開口の吸音材/背面壁との距離、更にはADの足/ADキャビ内補強と吸音などの再調整などもしようと思います。
基本的な特性が良くなった結果、見えてなかった粗も見えてきたようです。良い傾向だと思いますので、暫く楽しみたいです。
スーパースワンは使いこなし次第で、評価が180度変わるスピーカーだと思います。上手く欠点を隠した時の市販品にないメリットは驚愕ですよね。
鳴らし始めの一聴で判断せず、この先を(長岡さんを)信じて拘ってイジっていくことで本当の威力を発揮するものと思います。
スーパースワンを作ったとき、それまでのD-102と比較してジャズフュージョン等は苦手でやはりクラシック向きか?と思いましたが、使いこなしていくうちに全てのジャンルで使える万能型だと判りました。点音源は何にも代えがたいですよね。
また、D-102はブックシェルフ型の外装箱を二重の24mm厚化し複数回塗装しブチルテープ+バッフル反射対策のビロードで仕上げ、音道内部も複数回塗装しブチルテープを貼ったもので、スワンの影であまり目立ちませんでしたが、使いこなしを気にせずハード・シャープ・ハイスピードを実現できました。これも数ある長岡さんの傑作の一つだと思います。
今のスーパースワンも18年前に同じような手順で7日かけて作りました。もう他のタイプを一から作る気力はないですし、点音源からは離れられないので、やはりスーパースワンは一生物です。
さて、秋迄の楽しみが出来ました。また、変化があれば報告させて頂きますね。

_ ベルビア ― 2014/05/19 19:22

ひぃさん、こんばんは。

音が良くなったと言う事が、内容からにじみ出てますね。(^^)
機器のちょっとした改良も、音質に反映されると思います。
評価する人によっては「ボーボー言う焼却炉」と揶揄される事もありますが、
ひぃさんがおっしゃる様に上手く使えばメーカー製SPには無い魅力を発揮しますね。
確かに、ジャズ等のドラムでは、ボーボー音が気になる事もありますけれど・・・。
D-58ESをお使いの長岡マニアの方も、「音像定位はスーパースワンの勝ち」と
感想を述べられていました。FE103En-Sならツィーター不要、とも。

鳴らし込みで音質向上すると良いですね、楽しみです。
(24mm厚板のD-102も凄そうですね!)

_ ひぃ ― 2014/07/07 01:24

ヘルビアさん
こんばんは。103En-Sのエージングももう終わりかなぁという状態にまでなりました。
最近は、CDP-R1のトレイの出が悪かったのでベルトを交換したり、27年で緩んだネジの増し締め等をしました。
(経時でだいぶ緩むものですね~。音の芯や鮮度が復活しました)
スーパースワンは快調で、低音の量感も馬力も断然良くなり追加マグネットの効果はかなり大きいです。
この音の出方から、マグネット追加が効いた理由を考えると、もしマグネットが反発方向なら「マグネット自体は強力に着磁されているので内部のNSがSNになることはなく、
よって反発力も変わらない中で、背面マグネットの磁界は漏洩磁場のキャンセル機能が中心にはなります。そこでマグネット同士の磁界の軸が正確に一致していないと
(物理的に反発する中で調整するのは至難の技では?)、互いに反発する磁界のバランスが崩れてボイスコイルに対して
局部的にアンバランスな磁界影響を与える可能性があるのではないかと思います。また、メーカー製の防磁なら軸を正確に調整出来るので問題がないのでは。。とも思います。」
今回は吸着方向と教えて頂いたので、「磁界の軸は積極的吸着で一致し、また拡大された磁界のループの中で総合的に磁力は加勢されるので、
ボイスコイル付近も加勢され、元々飽和手前であった磁力を飽和させたという感じか。。」と、音からは思えます。
ついでに、低音の量感がかなり増えたので、ホーン開口内部に10mmt程のフェルトを追加で敷いて中域の漏れを吸収させて、中低域の歪み感を減らしました。
低音がホーンから出ている感じが更になくなり、D-102が得意でD-101Sが不得意と思っていたところは、充分克服してD-102の全てを越えた感じです。
しかし、良くも悪くも録音の差を本当によく表現するスピーカーですよね。スーパースワンはまだまだユニットと共に進化しそうです。また、色々教えて下さいね。

_ ベルビア ― 2014/07/07 19:23

ひぃさん、こんばんは。

R1の27年は凄いですね!
GT-CD1もゴムベルトやトランジスター交換をした事があります。
その後、直しようの無い不具合が出てしまったのが残念です。

スーパースワンが快調との事、良かったですね!
某所によりますと、マグネットを吸着方向で取り付けた方が、
反発方向よりも音圧が上がるそうです。
吸着方向はループが大きく強化されると言うのはイメージ出来ますね。

B-2102をちょっといじったらますます低音が出る様になって、
10cm一発でよくもこんなに低音が出るもんだと感心しています。
録音の差、機械の差も良く出ますね。

こちらこそ色々と教えてやって下さいませ。<(_ _)>

_ ひぃ ― 2014/08/09 21:33

ヘルビアさん
こんばんは。スーパースワンのエージングで低音の量感と力が加わったので、ここからバランスの調整を暫く楽しんでいました。リアの開口処理や後ろの壁との距離等、久しぶりに一喜一憂しながらいじり、最終的にスピーカーの間隔が引っ越し時に広くしてしまったことで、定位や高音の切れやボーカルの実在感を低下させていたことが判りました。機器が良くなっても何故か学生の頃の音を圧倒しているとは言えなかった理由がやっと晴れた感じです。スーパースワンは前後左右の位置や角度で凄く音が変わるので、たまには原点に帰って見直さないといけないですね。反省です。位置が決まると、やはりスーパースワンは凄い‼です。やっとA級外盤のSACD盤付きの本も買って、R1でのCD音声ですが、定位や切れや鮮度に驚いています。実は、私はLPで1812年しか持っていないので、長岡さんの多くのチョイスに浸れて本当に楽しいと思いました。更にこれらのソフトも入れて追い込んで行きたいと思います。

_ ベルビア ― 2014/08/10 12:21

ひぃさん、こんにちは。

只今、台風が通過中です。

狭い拙宅ではスピーカーの間隔を変えられないのが難点です。(悲)
リスニングポジションから頭の位置を変えるだけでも音は変わりますから、
微妙ですよね。
ソフトはADをもっと買っておくべきでした・・・後悔先に立たずですが。

_ ひぃ ― 2014/08/10 20:47

ヘルビアさん
ながーい台風でしたね。長すぎて地元の花火大会も延期でなく中止になりました。。。
スーパースワンの位置ですが、左右は狭くて二等辺三角形のほうが中央の定位が良く、正三角形にすると纏まりやスピード感のない普通の音になる感じがします。
前後位置は、やはり前に出してスピーカーを孤立させると格段に定位が良くなりますよね。
うちは、システムがリビングにあり生活スペースと共有ですので、なかなか自由は効きませんが、なんとか重要性から位置の確保をさせてもらっています。
首降り角度は指向性が強いこともあり、自分に向けた方が高音が伸びるので定位情報も増えて良いと思います。
これらでスーパースワンの微粒子サウンドやスピード感の要素の多くは出てきますが、叩きつける感じはセッティングだけでは出てこないので、ヘルビアさんのサンスイアンプも含めて羨ましいなぁと思います。
セッティングもいじればいじるだけ、また好みや時期で微妙に変わったりしますので、いつまでも解にはたどり着けないかもしれませんね。また、これも楽しみなのでしょう‼

_ ベルビア ― 2014/08/11 18:44

ひぃさん、こんばんは。

淀川花火大会が中止になり、コンビニやスーパーのおにぎりが大量に売れ残って
投げ売り状態になっているそうです。花火の台船が流されたりしてました。

拙宅ではユニット中心の距離が約1.5m、リスニングポジションまで約2mです。
ラックも別の場所に置ければ良いんだろうなぁと妄想するだけですね。
リビングとリスニングの両立は難しいですね。(長岡先生も仰っていた様な)

サンスイアンプは中古を整備すれば良い音が出ると思いますが、
悪い中古品をつかまされたらどうしようもありませんね。
中古価格も高騰していますし、リスクが高くなってます。
お勧めしたいところですが、安易には言えなくなってきました・・・。

色々いじって良くなるのは楽しみですね。(悪くなると泣けますが)
そう言えば、長岡先生は3点支持を推奨されていましたが、
4点支持の方が定位を始めとして上回っていると思います。
恐らくガタ取りを考えて3点支持推奨されていたと思うんですが、
やはりガッチリ固定した方が音は良いようです。

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