30年目の試聴2015/04/26 19:00

A-10II
まずはCDを参考程度に試聴。アンバランスのCD用ケーブルは作っていないので、2スケアVCTを使った自作品を流用。

○「竹竹」
プリ部のFRED化で本当に高域が良く伸びる様になりました。切れ込みも更に向上しています。歪み感(滑らかさ)や抜け、低域の量感、情報量はB-2102に負けますが、ハードでシャープでダイナミック、目を瞑って聴かせたら、誰もA-10IIだとは思わないでしょうね。8トラックの襖ビリビリもなかなか良いです。
ヒューズホルダー磨きも効いたかな?

ADはP-3G(針圧1.92g)+PRA-2000ZRのMCトランス入力使用。

○BIS LP-225(B面)
低域の量感はやっぱりちょっとだけ物足りないかな。高域も滑らかさがもう一息欲しいし、女声ヴォーカルが若干薄っぺらい感じがしますね。全体的に滑らかさがイマイチなので、音が硬く感じます。ベルの音は「え?MOSアンプ?」って感じの音が出てます。
「MOSアンプの音は柔らかい」と言う人は、歪み感の少なさを言っているのかな?

○「Viet-Nam」(A面)
激烈立ち上がり(耳の痛さ)は合格点ですが、高域の抜けはもう一息欲しいかな。ドラムの音も悪くはありませんが、ちょっと乾いた感じになります。

○「魅入られた風景」
やっぱりもう少し低域の量感がアップすればいいんですが、無理かな。スピード感は良いです。その他、以下同文です。

イマイチな部分もありますが、個人的な好みではオリジナルのA-10IIをぶっちぎっていて、優秀推奨機?ですね。とても30年前の骨董品とは思えません!まぁ、「こんなのA-10IIの音じゃない!」と言われたら反論出来ませんけど。(笑)
B-2102やAU-α607KXは大幅に手を入れる余地がありませんでしたが、A-10IIはいじり甲斐だけはあります。

聴いた後で思ったんですが、入力セレクターの調子がイマイチなので、接触状態が悪くて歪みが増えているのかも知れないなぁと。いずれ接点クリーニングが必要かも知れません。(めんどくさい)

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