コンデンサーパラ付け後の試聴2015/08/01 19:00

バイアス電圧
もっと早く試聴したかったんですが、エージングに2週間くらい掛かった(音が変わった様な気が)のと、尿管結石のお陰で体調最悪、頭痛、吐き気、疱疹、腹痛、腰痛(筋肉痛で無く)、不眠等々で試聴なんて無理。因みに結石と言っても石の様な物では無いらしく、ネトッとした2~3mm角のシート状の物が出た事があります。組成は分かりませんが、X線に写らない石ならこう言う事もあるかなと思います。

ちょっとしんどさがマシになったので、B-2102の調整を行ってから試聴してみました。最近やたら暑くなってしまった事もあって、21.5mVまで電圧が下がってました。今回は4ブロック間でのバラツキは少なかったですね。23mVに調整。

○「La Spagna」(SACD)
フィルムコンデンサーをパラ付けしていた時に比べてハイ上がり傾向は抑えられていますが、僅かに高域に歪みを感じます。伸び、切れ、鮮やかさ、透明感に剛性感は文句無し。ハープシコードもピンピンと鳴ります。31トラックの鉄琴を聴くと、歪み感は問題無いですねぇ。録音の問題?45トラックの「パチコーン」も迫力満足です。

○「風韻」
「風来」のバスマリンバの量感は問題無し。篠笛の切れはフィルムコンデンサーより落ちますが、ハイ上がりの抑制と引き換えですかね。それでもキレッキレッである事は間違いないです。

○「竹竹」
スピード感、伸び、切れ、低域の重量感は文句無し。2トラックの鳥の囀りは鋭く、耳に刺さりますね(うるさいと言う意味では無く)。量感はもう少し欲しいと思いますが、これもスピード感と交換ですね。8トラックでも襖はビビらなくなりました。

○「輪廻交響楽」(4トラック)
ガムランが耳障りにならないかをチェックしましたが、シャープでクリア、微粒子で鮮やかで問題無し。多少のメタリックさが気にならなくも無いですが、これを抑えると元気が無くなるので良しとしましょう。拍子木の目が覚める様な立ち上がりも失いたくはありませんし。

完璧ではありませんが、UTSJパラ付けで何とか妥協出来る範囲になりました。ただ、ちょっとだけ高域にクセが残るのが気になるかな。もっと特性の良い電解に換えたらハイ上がりになりそうだし、上手くバランスが取れれば良いのですが・・・。もうちょっと考えます。