デジタル信号変換器2006/04/02 15:00

オーディオの再生音が全く歪まなくなり、原因がパワーアンプだったことが分かったので、同軸→光&光→同軸にデジタル信号を変換してくれるaudio-technicaのAT-HDSL1を買ってきました。

実はGT-CD1のデジタル信号出力は同軸だけで、MDデッキのMDS-S50の入力は光だけなので、CDをMDにコピーするには間に変換器が必要。これまでは10年以上前に買った同じaudio-technicaの変換器を使っていたんですが、さすがにもうボロボロで動作しなくなっていました。ここ数年は間に変換器を挟まない方が音が良いだろうってことで、DVDプレーヤーやDVDレコーダーの光出力から信号を取り出していたんですが、どうも使い勝手が悪い。DCD-SA11に買い換えるんだったら光出力があるので、買うまでMDのコピーは我慢しようと思っていたんですが、GT-CD1延命決定で買うことにしました。

税抜きの定価は8,800円ですが、3割も引いてもらえたので予算よりもかなり安く手に入れることが出来ました。偶然AV REVIEW誌4月号にも特選アクセサリーとして採り上げられていて、なかなか高評価。実際にCDをMDにコピーしてみましたが、以前使っていたモデルや、DVDレコーダーの光出力を使うよりも音は良いと思います・・・たぶんね(汗)。お買い得でした。

かなり進みました2006/04/03 19:30

スピーカーリレーを交換してから1週間以上が経ったB-2102 MOS Vintageですが、エージング効果が出てきたのか、音の傾向は修理前にかなり近付いてきました。中低域の量感アップ、歪みの大幅低減はそのままで、解像度の落ちていた中低域の解像度アップ、高音の伸びの回復があり、高音域の華やかさが戻って来ました。特にピアノの左手領域の弦の鳴りが目に見えるようです。修理前より音はかなり良くなって、高域がどうの、低域がどうのと言う範囲を超えたように思います。v(^o^)

正直言って、スピーカーリレーを換えた直後はどうしようかと思いましたが、何とかなってくれたようで、ホッとしています。もしかしてOMRONのリレーが良くないのかと思って松下のリレーを探しまくってしまいました。

こうなってくると、スーパースワンにスーパーウーファーやツイーターを追加したくなるところですが、ウーファーは設置スペース無いし、音場感を損なうのもどうかと思いますし、何より金がないのでこのままでいきます。(^-^;)

○リレー追加情報
代替品が無いと書いた松下のリレーですが、よく調べてみたらありました。JC2aDと言う品名が無くなってJC2aFになってました。接点がカドミウムフリーとなって再発売されていた模様です。「JC2aF-DC24V-F」が適合するようです。一般人には手に入らん様ですが・・・。
JCリレー:http://www.naisweb.com/j/relayj/mech_jpn/mech_jpn_jc/mech_jpn_jc.html
私が使ったOMRONのG4W-2212P-US-TV5 DC24も2004年にカドミウムフリー仕様になっているようです。

次はプリアンプを・・・2006/04/05 19:30

パワーアンプのB-2102をバラすついでに、プリアンプのDENON PRA-2000ZRも中を開けて掃除していたんですが、電解コンデンサを見るとトランジスタの発熱で頭が膨れてるし。被覆も縮んでるし。「う〜ん、これはかなり良くないぞ」と思いつつ、パワーアンプで手一杯だったので、見て見ぬふりをしてラックに収めました。

このプリアンプは不具合も出ていて、寒くなってくると電源ONからPRE OUT OFFがなかなか解除されないんです。REC OUTしか使っていなかったので、これまでは問題にしていなかったんですが、アンプ修理の某サイトを見ていたら「電解コンデンサの劣化でこういう症状が起こる」とあったので、調べてみる気になりました。

でまぁ、パワーアンプが直ったので、改めて中を開けて見たのが写真の状態なんですが、基板は焼けて色変わってるし、被覆は縮みまくりやし、かなり傷んでいる様子。あんまり自信はありませんが、電解コンデンサ交換に挑戦してみることにしました。何せ、修理に出してオーバーホールするだけの金がない!(涙)

コンデンサの調達は日本橋のパーツ屋さんに行こうかと思いましたが、この前「素人お断り」のパーツ屋のババアにムカついていたのでネットで検索しました。日本橋も不景気やとぼやく前に、ド素人を相手にするんは嫌やろうけど、どうせ店はガラガラで暇なんやし(私がムカついたところは誰も居ませんでした)、もうちょっと企業努力をしたらどうでっか?(=_=#)

代替のコンデンサーは、パワーアンプを修理するときにあちこちの修理系サイトを見て集めた情報を元に、ニチコンのアルミニウム電解コンデンサーFineGoldに決定。最高級品のKZは高いし、大きいし、種類が少ないので今回は見送り。熱で劣化していそうなものだけを選んで交換することにします。どうなることやら。

電解コンデンサ発注2006/04/06 19:00

電解コンデンサの注文はネットで検索して、検索して、検索して、検索して、検索して、結局秋葉原のパーツ屋さんに注文しました。ここは業者向けのところに比べて値段が倍近いものもあるんですが、こちらもよく分かっていないし、在庫がないものを探してくれたり、質問に親切に答えてくれたので、値段には目をつぶって注文しました。

ニチコンのFineGold 100V1μF、100V10μF、100V100μF(80Vもこれで代替)、50V1μF、50V4.7μF、50V10μF、全部で65個。税込み8,400円(送料250円)。銀行振り込みだから+210円。結構高く付いてしまった。まぁ、今回の注文は勉強もかねているので高いのは仕方ない。あ、100V1μFは在庫がなかったので、ワンランク下のFXを注文しました。

ネットショッピングでも親切によその店に聞いてまで品物を探してくれたり、代替品のアドバイスをしてくれたりするのに、大阪は日本橋の「素人お断り」は一体何なんだ。今回の買いもんだって、この前「ごめんな、リレーやってないねん」って言うてくれてたら買いに行って、無かったら注文してますよ。ふざけやがって。
(相当ムカついているのでなんべんも書いたります)

写真はバラしている途中の状態。
電解コンデンサの頭は膨れてますね〜。(危険)
写真下は上下に分かれている入出力基板の間にある仕切り板(鉄板?)。私はMCヘッドアンプ+セレクターとして使っているので、この入出力基板を整備してやればいい・・・はず。

電解コンデンサ到着&追加発注2006/04/08 17:30

注文しておいた電解コンデンサが届きました。
65個で8,400円・・・やっぱりちょっと高かったかなぁ。同じ容量でも20年前の電解コンデンサとは大きさが全然違います。大体2/3くらいの大きさでしょうか。

各入力と出力基板までバラしたところ、電源基板も結構ボロボロになっていたのでバラせるかどうか試してみたら、同じようなやり方で結構簡単にバラせたので、こちらも追加でコンデンサ交換することにしました。

電源用の大容量コンデンサ(100V/470μF)は高いので、今度は業者向けのサイトで値段をチェックしたところ、350円/個(発注単位5個)で送料1000円、代引き手数料無料。秋葉原のパーツ屋さんはバラ売り可で700円/個なので、5個買ってもまだ安い。と言うことで、電源基板用のコンデンサとパーツ屋さんでMUSE FXしかなかったコンデンサもFineGoldがあったので追加発注しておきました。

・・・さぁて、面倒ですけどハンダ付けしますか。

点検 その12006/04/09 12:00

基板の裏を点検しておきます・・・と言っても、見るだけなんですけどね。(汗)

左上がPHONO入力とPRE OUTの基板。3分割されていて、左がMM入力(かな?)、真ん中がヘッドアンプ(かな?)、右がトランス(かな?)・・・分からんのかい!(汗)
トランジスタの熱で焼けて色が変わっちゃってます。右上は左側が録音/再生機用の入出力、右側が3系統の入力。こちらもトランジスタの熱で変色してます。こんなに色が変わるくらい発熱しているんですから、トランジスタもかなり劣化しているのでは?トランジスタも交換したいところですが調整できないし、代替品の手配も出来ないので見送ります。

お金が出来たら、どこかにオーバーホールを頼みましょうか。基板の下に見える、基板を支えるスポンジは熱で劣化しきって、カチカチのカスカス。ホームセンターで同じようなものを買ってきて貼り直します。
左中の茶筒のようなものは、MCトランスなんだそうで。ゴムを巻き直しておきました。

頻繁に使ってきたわけではないのに、かなり劣化してました・・・。(T_T)

点検 その22006/04/09 18:00

写真は電源基板を外した状態。

こちらも入出力基板と同じく、基板を支えるスポンジはカチカチのカスカス。縮んじゃってます。全く役に立っていません。全部貼り直しです。
入出力基板のハンダもよーく見てみると、下の写真のようにあちこちにハンダクラックが・・・。写真ではちょっと分かりにくいんですがハンダに筋が入って、ひび割れる前の状態でした。要修正です。

電源基板は思ったよりも結構簡単に外せました。写真のような状態まで引き出すことが出来るので、ティッシュの箱を立てたらちょうどいい高さの作業台になるようです。・・・本体がバターっと倒れたら悲惨ですが。(^-^;)

・・・部品代だけで1万円超えそうやなぁ。
まぁ、それだけで済むので安いと言えば安いんですけどね。
<hr>パワーアンプのエージング、完了宣言です。v(^o^)
10日目くらいまでは8〜9割ってところでしたが、高音の伸びと輝きが完全復活して、中低域の明瞭さも若干アップ。修理前の「金粉をまき散らす」と言う感じから「しっとりと輝く金色」に変わりました。歪みが減ったんでしょうね。いや〜、修理に出して良かった。

追加発注分到着&ACコード交換2006/04/10 19:00

業者向けのサイトで買った電解コンデンサが届きました。発注単位が5個なのと、安いので多めに買いましたが、余りそうな予感・・・。(もったいない)
電解コンデンサの相場価格ってよく分かんないんですが、ニチコンのFineGold 100V 470μFが1個350円だったら安いのでは?どうでもいいんですが、最近「ニコチン」が「ニチコン」に見えます。(^▽^;)

ACコードもついでに交換しました。インレット&ホスピタルグレード・・・は高くて到底無理なので(悲)、2スケアのVCT+防水プラグで我慢。これでも20年前の腐ったコードよりはマシでしょう。何より安いしね。ついでにサービスコンセントの配線も2スケアのFケーブルの芯線で強化しておきました。
写真に写っている青/白の配線(芯線は銀?)、かなり弱っているみたいでちょっと強い力を加えると簡単にちぎれます。(ToT) ・・・青い方が短くなってしまったので、VCTに交換しようかな。

それにしても、ハンダ付けの面倒くささよ。(-_-;)

これは便利2006/04/11 19:00

各種修理サイトやアンプ修理の専門サイトでよく使われていた「ホットボンド」なるものを入手しました。(写真上) ホームセンターでは「グルーガン」と言う名前で売られていて、スティック15本付きでたったの480円でした。安い!

写真では本体左上の方に透明なスティックが本体に刺さっていますが、このスティックを本体右上の先端部にあるヒーターで加熱して液状にし、液状になったところですき間や接着したいものに流し込み、温度が下がって硬化すれば接着効果が出るというもの。使ってみるとこれが結構便利。後で出てきますがRCA端子の強化やコンデンサの固定、天井に物を貼り付けたり、簡単な穴埋め等々に使えます。

ただ、高温になるところには硬度が下がって使えないので、PRA-2000ZRの基板に使って大丈夫かどうかは検証が必要。溶けてドロドロになるおそれもあります。50℃くらいのお湯で実験してみましたが、ちょっと柔らかくなるようなので、使えるかどうか微妙なところです。これは修理後に確認してみます。

写真下はハンダ付け前に電解コンデンサが落ちないよう、足を曲げたところ。基板のパターンがある方向に曲げないと、変なところに短絡しそうです。注意、注意。

端子洗浄2006/04/12 19:00

ハンダを取るのが面倒なのでやる気はなかったんですが、せっかくここまでバラしたんだから出来ることはやっておこうってことで、全てのRCA入出力端子を外して超音波洗浄しておきました。洗浄液は薄い中性洗剤です。

乾かした後で裏側の配線(?)が結構グラグラしているようだったので、ホットボンドで固めておきました。端子全体をホットボンドで固めようかと思ったんですが、そんなに大きく音質に影響するとは思えないし、そこまでせんでもいいだろうと思って、写真よりもう少し増量するだけにとどめておきました。