B-2102 MOS再修理(その1) ― 2006/05/26 20:30
サンスイ大阪サービスセンターまでクソ重たいアンプを持って行って来ました。場所は箕面の問屋や物流拠点が集まっている工業団地の中なんですが、事前にネットで調べておいた住所から割り出した地点に着いても何もない。サンスイの「サ」の字すらない。「あれれ〜?間違えたかな?」と思ってサービスセンターへ電話してみると、「清原○○って書いてあるところの6階ですよ。近くまで来たら電話下さい」。え〜っと、清・・・あったあった。車から降りて電話してみると、上の方から「ベルビアさ〜ん」と声が。おおっ、あんな所にあるんかいな、そりゃ分からんわ!
分解した基板とヒートシンクやMOS-FET等々を持って、薄暗い狭い建物の3階から(なぜか地上から乗っているのに3階)6階までエレベーターで上がり、降りるとやっぱり何もない。左手は短い廊下があってすぐに窓。右手には何やら事務所のような・・・あれ?会議室?かまわずにそのまま進んでいくと、会議室にいるにぃちゃんが不審そうな目で私を見、その先には○×通運待機所(何やねんここは)、その先には・・・おお、やっと見慣れたマークと「SANSUI」の文字。あった〜、遭難せずに済んだ。(おい)
「あ〜、どうもどうも〜」「どうも〜」(「どうも」って便利)。中に入って正面にはサンスイのふる〜いアンプ(AU111 Vintageかな?)とスピーカーがセットされていました。この部屋、どう見ても会議室で、オーディオメーカーの修理センターには見えません。まぁ、サンスイはとっくの昔に潰れているわけですが・・・。さて、ここからは内容が過激なので全部仮称です。誰がどう言ったとか、そういう事は一切書きません。
結局、Aと言うところはBと言うところから修理する権利を受け取っただけで、修理技術とかそういったことは全く継承されていないと。修理技術と言うことに関してはCが日本一やし、ワシらはBの作業服着てBの看板で仕事してるし、AなんかAがやってる事業の隅っこの方で申し訳程度にBの修理をしているだけで、あいつらミニコンポでさえ満足に修理でけへんで!と。最初に私が送ったFAXを見た時に、何でこんな近い住所やのにここへ来ぇへんかったんか思たわ〜、と。とにかく、Cに任せてもろうたら間違いない!大船に乗ったつもりでいてください!完璧に仕上げます!、と。一応、ハンダクラックの写真とかプリントして持って行ったんですが、「分かってますからもういいですよ」みたいな感じで・・・。
とまぁ、こんな調子でした。よっぽどひどいんやなぁ、A。実感したけど。
(やたら長いので明日に続く)
分解した基板とヒートシンクやMOS-FET等々を持って、薄暗い狭い建物の3階から(なぜか地上から乗っているのに3階)6階までエレベーターで上がり、降りるとやっぱり何もない。左手は短い廊下があってすぐに窓。右手には何やら事務所のような・・・あれ?会議室?かまわずにそのまま進んでいくと、会議室にいるにぃちゃんが不審そうな目で私を見、その先には○×通運待機所(何やねんここは)、その先には・・・おお、やっと見慣れたマークと「SANSUI」の文字。あった〜、遭難せずに済んだ。(おい)
「あ〜、どうもどうも〜」「どうも〜」(「どうも」って便利)。中に入って正面にはサンスイのふる〜いアンプ(AU111 Vintageかな?)とスピーカーがセットされていました。この部屋、どう見ても会議室で、オーディオメーカーの修理センターには見えません。まぁ、サンスイはとっくの昔に潰れているわけですが・・・。さて、ここからは内容が過激なので全部仮称です。誰がどう言ったとか、そういう事は一切書きません。
結局、Aと言うところはBと言うところから修理する権利を受け取っただけで、修理技術とかそういったことは全く継承されていないと。修理技術と言うことに関してはCが日本一やし、ワシらはBの作業服着てBの看板で仕事してるし、AなんかAがやってる事業の隅っこの方で申し訳程度にBの修理をしているだけで、あいつらミニコンポでさえ満足に修理でけへんで!と。最初に私が送ったFAXを見た時に、何でこんな近い住所やのにここへ来ぇへんかったんか思たわ〜、と。とにかく、Cに任せてもろうたら間違いない!大船に乗ったつもりでいてください!完璧に仕上げます!、と。一応、ハンダクラックの写真とかプリントして持って行ったんですが、「分かってますからもういいですよ」みたいな感じで・・・。
とまぁ、こんな調子でした。よっぽどひどいんやなぁ、A。実感したけど。
(やたら長いので明日に続く)
B-2102 MOS再修理(その2) ― 2006/05/26 21:00
修理で要交換の劣化部品なんですが、基板中程にあるトランジスタ、これがいかれるとプロテクタが働くそうです。修理サイトでよく交換されている半固定抵抗は「まず大丈夫」だそうです。フィルムが異常に収縮していた筒状の物体は、てつさんに教えていただいたようにコイルで、外装の収縮チューブを収縮させる時に下手がやるとああなるんだそうで、滅多に壊れる代物ではないそうです。
心臓部のMOS-FET、中古を手に入れてお持ちの方はチェックしてみた方がいいと思いますけど、トランジスタ形式の下に書いてある記号、左のアルファベット(昨日の写真参照)が増幅率を表しているんだそうで、このアルファベットが違うものが組み合わされていたら、どこからか寄せ集められているものなので、増幅率が違うんですから調整が取れるわけがない、ってことでした。Aが元々付いていたMOS-FETを飛ばしたのはもうバレバレってわけです。ってことは、MOS-FETを新品に全交換ですか?サンスイさん。それはそれで非常に嬉しいような。(^-^;)
MOS-FETと基板をつなぐ折れていた部品、あれはよく折れるんだそうで、部品在庫もないとか。それでも「何とか探してくれ」って頼んでおきましたが。それと、ヒートシンク横にあるでかい電解コンデンサ、これも交換の必要はないそうです。メイン基板用の電解コンデンサは買った物を持ち込んで交換依頼をしました。サンスイの人も「こっちの方がええコンデンサやわ」って言ってました。電解コンデンサと言えば基板に塗られていた接着剤、これに含まれる酸の作用で足が腐食するんだとか。そんなもん使うたらあかんやん。(=_=;)
コテ先で焼いた電線のビニール被覆を見て、一同失笑。素人同然や。
今はバラバラのボロボロ、音も出ないような状態なので、修理完了後に調整方法を教えてもらう約束をして帰ってきました。自分で調整できればコンディションを保てますね。・・・デジタルテスター買わなきゃいかんかなぁ。
修理、と言うか完全オーバーホール、と言うかほぼ新品化には2〜3週間かかると言うことなので、その間はAU-α607KXに代役を務めてもらうとしましょう。
心臓部のMOS-FET、中古を手に入れてお持ちの方はチェックしてみた方がいいと思いますけど、トランジスタ形式の下に書いてある記号、左のアルファベット(昨日の写真参照)が増幅率を表しているんだそうで、このアルファベットが違うものが組み合わされていたら、どこからか寄せ集められているものなので、増幅率が違うんですから調整が取れるわけがない、ってことでした。Aが元々付いていたMOS-FETを飛ばしたのはもうバレバレってわけです。ってことは、MOS-FETを新品に全交換ですか?サンスイさん。それはそれで非常に嬉しいような。(^-^;)
MOS-FETと基板をつなぐ折れていた部品、あれはよく折れるんだそうで、部品在庫もないとか。それでも「何とか探してくれ」って頼んでおきましたが。それと、ヒートシンク横にあるでかい電解コンデンサ、これも交換の必要はないそうです。メイン基板用の電解コンデンサは買った物を持ち込んで交換依頼をしました。サンスイの人も「こっちの方がええコンデンサやわ」って言ってました。電解コンデンサと言えば基板に塗られていた接着剤、これに含まれる酸の作用で足が腐食するんだとか。そんなもん使うたらあかんやん。(=_=;)
コテ先で焼いた電線のビニール被覆を見て、一同失笑。素人同然や。
今はバラバラのボロボロ、音も出ないような状態なので、修理完了後に調整方法を教えてもらう約束をして帰ってきました。自分で調整できればコンディションを保てますね。・・・デジタルテスター買わなきゃいかんかなぁ。
修理、と言うか完全オーバーホール、と言うかほぼ新品化には2〜3週間かかると言うことなので、その間はAU-α607KXに代役を務めてもらうとしましょう。
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