サブソニックフィルター交換2017/03/20 19:00

サブソニックフィルター
A-10IIのフォノイコライザーに組み込まれているサブソニックフィルターと思われる容量1uFのフィルムコンデンサー、当時は音が良い物だったかも知れませんが、30年以上経過した今ではもっと良い物が手に入りそう。

そこでPRA-2000ZR用にAUX1入力に組み込んでいるサブソニックフィルター、Jantzen CrossCap 2.2uF+0.1mm厚銅板2回転巻きを移植する事にしました。2.2uFと言う容量は、当時の山水大阪さんに相談して「山水のアンプには2.2uFが入ってますよ」とのアドバイスをもらって決定。CrossCap単体では若干ハイ上がり気味の音質なので、0.1mm厚銅板を巻いてフラットにして使用、妙な色付けも無いので個人的に気に入っています。
因みに、A-10IIはDCサーボが掛かっていて低周波はカットされるので、ライン入力にサブソニックフィルターを入れる必要は無いとの事でした。

耐圧・容量が大きいとは言え、純正に比べるとやたらでかい!取り替えてホットボンドでしっかり固定。

せっかく基板を外すんですから、接触不良が出ていたインプットセレクターのクリーニングも行っておきます。今回も研磨剤には練り歯磨きを使いましたが、たっぷり付けてシコシコ磨いたら、真っ白な練り歯磨きがダークグレーに変色・・・かなり汚かった様です。研磨後はすっごくきれいになりました。接点復活剤を綿棒に付けて薄く塗っておきます。

ついでに他のセレクターも掃除しようと思ったんですが、何とハンダが品切れ!不覚・・・。(T_T)

CrossCap投入で高域特性の改善が見込まれるので、仮採用の2200uFの電解にパラ付けしたスチロールは取り外します。

さて試聴、カートリッジはP-3G、針圧は1.90gでいってみます。

○BIS LP-225
いつもの様にウォーミングアップでA面を聴いていましたが、高域スッキリ、癖が無くなって歪み感減、越えられない壁を越えましたね。
本番のB面。
高域が伸びた様でハイ上がりになってますね、針圧を1.91gにアップ。
何となくモア~っとした感じが解消、情報量はイマイチですが、高域の抜けは合格点。ベルの音色もPRA-2000ZR+B-2102に近付きました!良い音が出ています。これでB-2102くらい低域が伸びたら超ウルトラハイCPなんですけどね。(無理か)

○「Viet-Nam」(A―3)
音が良いので追加です。
お~、これはノーマルのPRA-2000ZRなら勝てますね!高域の伸びと抜けは問題無し。若干音色に色付けが感じられますが、ハイスピードサウンドは良く出ています。

ここで電源投入直後ですが大御所PRA-2000ZRに切り替え。
色付け無しの超ウルトラハイスピードサウンド、立ち上がりの鋭さも段違い。

これでA-10IIのフォノイコライザーも文句無し!・・・使わないけどね。(^^;

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