怪我の功名?2015/04/11 20:20

NHKで放送しているNHK交響楽団のホルンの演奏に不満を持つ事が多いんですが、中でもチャイコフスキーの交響曲第5番の演奏には「ないわー、これはない!」と思って、手持ちの同曲を引っ張り出して来て口(耳?)直しに聴いてみました。

チャイコフスキーの後期3曲の定番と言えば、ムラヴィンスキー指揮レニングラードフィルですが、いかんせん録音が古い(P1961)。そこで小林研一郎、ヴァント、チェリビダッケ盤を聴いてみましたが、5番に関してはチェリビダッケ盤が良いですね!以前聴いた時はテンポが遅いだけでピンと来なくてほったらかしでしたが、色々あった今聴くと沁み入るような感じがします。

特に第2楽章が良くて、ホルンの暗めで哀愁を感じる音色はNHK交響楽団とは比べものになりませんし、「こう吹いて欲しかった!」と思わせる演奏です。NHK交響楽団みたいにホルンソロでミストーンしたり「プヘ~」とか吹かれたらもう台無し。木管楽器の消え入るようなピアニシモとか、もう雲泥の差です。ホルンの音色は指揮者の指示があるかも知れませんが、この曲は暗めの音色の楽器を使ってもらいたいです。

私はホルンも吹いた事がありますが、そんなに難しいんですかねぇ、ホルン。トランペットのおじさんはちゃんと吹いているのに。そのトランペットのおじさん、沖(ピー)県の知事といい勝負のヅラなのが気になって気になって。(笑) いつもそのおじさんが映ると「あっ」と思っちゃうんですが、ハリウッドマジックを紹介してあげたいですね。(余計なお世話)

それはさておき、こう言うCDを聴くと、オーディオをやってて良かったなぁと思いますね。ハイレゾでヘッドフォンも結構ですが、音が溶け合う感じはやっぱりちゃんとしたスピーカーでないと、と思います。

チェリビダッケ指揮/ミュンヘンフィル TOCE-9585

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