B-2102死亡・・・2014/06/01 18:30

(写真の様な器具、「トラブルの元だからやっちゃダメ」と、お叱りを受けました。真似されないとは思いますが、使用禁止です!)

「オーバーホールから8年経っても全然大丈夫!」(ドヤァ)と言っていたB-2102、煙を上げてお亡くなりになりました・・・。(号泣)

実は半年くらい前から右ch奥側のバイアス電圧がふらつく症状があり、測定中に15mV前後まで下がったりするので、その時に測定端子をグイッとひねってやると回復していたので、「こりゃ端子がハンダ割れしてるかもなぁ」と思いつつ、調整は出来るので「測定出来なくなったら点検しようか」と思って様子見していました。

ちょっと前から「高域がチリチリする」と言う気掛かりがありましたが、「もしかしてこれはバイアス電圧不安定のせい?」と思い、重~い腰を上げてパワーブロックをバラしてみると、怪しいと思っていた端子部分は異常無し。ここに異常が無いとなると故障の可能性が出て来ますが、素子の不具合以前に温度によってバイアス電圧が変化している?と言う疑いもあるので、写真の様な天板を外すだけでバイアス電圧が測定出来る様な器具を作り、温度によるバイアス電圧変動を極力排除出来る条件で、3時間以上に渡ってバイアス電圧を測定し続けました。

結果、左chは両方とも全く問題無し、温度変化が無い条件下での安定動作が確認出来ました。右ch前側も左ch同様に安定していましたが、問題の右ch奥側は時々設定値に戻るものの、0~40mVくらいの間で値が行ったり来たり。0mVから上がって設定値を超えたり、思い出した様に設定値に戻ったり、また下がったりの繰り返し。怪しい自作パーツの接触不良やショートも考えられるので、「これだけ変動幅があれば、バラして測っても同じ様に出るはず。確認出来たら故障決定」と思い、一旦電源を切って底板を外し、本体を裏返して電源を入れたと同時に右ch基板中央付近から発煙!即電源を切りましたがもう顔面蒼白。闇雲にパーツ交換しても意味が無いので、素人はここで手を出さない事にして、修理に出す事にしました。

ガックリ。ill○| ̄|_

再度パワーブロックをバラしてお手製の器具を外し、導通と絶縁を確認しましたが全く問題無し。と言う事は、やっぱり何らかの不具合が生じていた様です。MOS-FETは燃えてはいませんでしたが、死んでいる可能性大。煙が出たパーツを目視で探してみましたが、強いて言えばフィルムコンデンサーが変色(元々?)しているくらいで、抵抗が焼けたりはしておらず、左右を見比べてみてもよく分かりませんでした。もう一度電源を入れるとトドメを刺す恐れがあるので触らない事にしました。

今考えてみると、あのバイアス電圧の変動は故障の前兆だったんでしょうね。右chの半分が動作不安定になっていて、不安定な時に「高域がチリチリする」と感じていたのかも知れません(高調波歪みの増加?)。4個あるアンプの内の1個が不安定になっただけでは分かりにくいもんですね・・・4気筒の内1気筒が時々ミスファイアする様なものですし。(言い訳)

8年前にも書いてますが、○DKがMOS-FETを吹っ飛ばしてデタラメ修理をやった後、サンスイ大阪さん(当時)でMOS-FETを全交換してもらっていますが、MOS-FETの在庫がゼロで、仕方無く他のアンプから外して付け替えた中古品だったので、MOS-FETの寿命だった可能性もありますね。その後、中の人から「MOS-FETを確保出来ました」と連絡があったので、「B-21021台分、予約します!」と言って押さえてあるので、新品のMOS-FETで音が良くなったりして・・・。(ゴクリ)

中の人のご都合で、修理は待ち時間が長そうなので、しばらくは607KXが代打かな。事情があって別ルートでお願いしているので、山水サービス代行さんの修理待ち時間とは異なりますので、修理をお考えの方はお問い合わせ下さい。

コメント

_ うに ― 2014/06/02 14:18

こんにちは。

B-2102死亡ですか…ご愁傷様です。

2102の修理となると結構掛りそうですね。
無事復活される事をを願っております!

_ ベルビア ― 2014/06/02 18:51

うにさん、こんばんは。

> 無事復活される事を願っております!
ありがとうございます。<(_ _)>

MOS-FETは確保してもらってますんで、直らないって事は無いと思いますが、
金額がかさみそうでもう泣きそうです。(ToT)

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