UB-152撤廃2014/02/02 19:00

逆回復時間の遅~いブリッジダイオードのダメさ加減を実感するにつれ、気になって仕方の無かったB-2102の電源基板に付いているUB-152、某所によると「プロテクター回路なので音には関係無い」って事でしたが、でかい電解コンデンサー(50V/4700uF×2)が入っていますし、ご丁寧にフィルムコンデンサーまでパラってあるので、「音質改善したら嬉しいな」と思い、お試しでFRED化してみる事にしました。新品の30PRA20が8本残っていましたし。

交換作業の難易度は低いんですが、設置スペースが狭いので、横に付いているフィルムコンデンサーのハンダを付け直して少しずらし、反対側のジャンパー線はブリッジFREDの足と接触しそうだったので、一度取り外して熱収縮チューブで絶縁しました。ついでに電源基板に付いているコネクターのピンを、金属磨きクロスでピカピカにしておきました。

新品の30PRA20を使ったので、エージング不足を承知の上で聴いてみます。

○「La Folia」
ん~、A-10IIの様に大きく違わないのは残念ですが、低域の重量感や高域の純度が若干アップしています。余計な音が減った?音場感もちょっとだけ見通しが良くなったかな。

○「La Spagna」(SACD)
金属製の打楽器やハープシコードの高域が、切れが若干良くなって滑らかなので、純度が若干アップ(歪み感が減った)って感じです。14トラックの鉄琴が溶け合う感じ、19トラックの鉄琴の滑らかさ、24トラックの鈴、31トラックの鉄琴と言った所で差が出ます。

○「竹竹」
お~、低域の重量感アップってのは間違い無い様です。高域も切れます。音場の何も無い空間が「静か」になってます。2トラックの「ドドッ」が良く出ます。8トラックドボンドボン来ますね、部屋がビビりますが音はクリアで滑らか、全然うるさくありません。

音が良いと、ついつい聴き入ってしまいますね。
畜生(?)、GT-CD1よりCD-S2000の方が音が良いわ。歪み感がまるで違うし。GT-CD1の方が荒っぽい。

次、ADいってみます。
MCトランス、P-3G、針圧は1.89g。

○BIS LP-225(B面)
あれ?PRA-2000ZRのUB-152撤廃で?、また高域が伸びた?
針圧を1.90gに調整。
ん~、もうちょっと上げても良さそうですが、面倒なので(おい)このままいってみます。
確かに空間がスカッとしますね、背景の雑音が減ったんだろうか?定位明快、セパレーションが良くなった様に感じます。他、CDと同様の感想です。

○「Viet-Nam」(A面)
ドラムから試聴。
低域がクリアで瞬発力が上がった様に感じます。付随して出ていた音が減った?しかし、滑らかになった分、拍子木のビシビシが減退。かなり大人しくなってしまいました。こりゃまずいな・・・。何だろう?中低域のパワーが減ったのかな?音質は良いので、エージングでその辺りが補われる事に期待しましょう。

エージングが必要でしょうから、試聴をまた後日改めてやります。

コメント

_ C2EX9000 ― 2015/02/20 21:48

UB-152は、プロテクタではなく差動増幅部の電源なのでかなり効果は大きかったのではないでしょうか。

_ ベルビア ― 2015/02/21 18:11

C2EX9000さん、初めまして。こんばんは。

A-10IIやPRA-2000ZRの様に「おぉっ!良くなった!」と言う程には
変わらなかったのが残念ですが、悪くはならなかったので
やったかいがありました。

UB-152は色々な古いアンプに使われているようですが、
FRED化すれば音質向上が望めそうですね。

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