シールドケースの製作2013/11/25 20:00

MCトランス配線への飛び込みノイズ対策、配線に銅箔テープを巻くと取り回しが悪くなるので、シールド線を使おうと思ったんですが、0.07sqの極細シールド線でも外径は1.5mm程度あって取り回しが悪い。まぁ、最終手段としてはそうするしか無いんですが、何か他に良い手段は無いかと考えていたら眠れなくて・・・眠れないついでに考えていたら、0.5mm厚の銅板が余っていた事を思い出しました。こいつでMCトランスの周囲を囲えばシールドになるんじゃないかと。ダメだったら最終手段もあるし、とりあえず製作してみました。

MCトランスと配線を接続している部分全てをカバー出来る大きさで、一辺を基板に「着地」させて、万が一外れた時のショートを防止、MCトランスの止めネジを利用してケースの固定&接地を考慮してこうなりました。内側はショート防止&ケースのダンプを考えて、手持ちの薄いゴム板(0.5mm厚?)をホットボンドで貼り付け。固定用のネジを通すのには銅板の切れ端を曲げてハンダで仮止め接合、シールドがうまく行く様ならネジ穴を開けてネジ止めします。ショートが怖い所にはホットボンドを盛って完成。取り付けて電源を入れ、しばらく通電してホットボンドが溶けないか確認していよいよノイズレベルのチェック。

左ch:「サー(ブツッ)・サー(ブツッ)・サー(ブツッ)・サー(ブツッ)」
うぐっ、ノイズが途切れ途切れに出ます・・・またまた分解、ショートは無い様なので、基板上にあったゴミを清掃、気を取り直して再チェック。
左ch:「サー」。おぉっ!ノイズが減りました、メッチャ減りました!(^o^)
ボリュームMAXでも、ケース設置前の9~10時の位置以下のレベルに。バッチリです。段違いのローノイズになりました。謎のノイズのせいでMC2にS/Nが負けていましたが、逆転して元に戻りました。

MCトランス+P-3Gで音質チェック。針圧は1.86g。

○BIS LP-225 (B面)
先入観があると思いますが、ザワザワした感じが減ってスッキリ、静かになった様に思います。
やはりP-3Gの方が低域はパワーがありますね。音は良く似ていますが、個人的にはP-3Gの方が好みかな。電線を接いだ事によるデメリットは感じません。

○「Viet-Nam」(A面)
ん~、静かになったのは気のせいでは無いみたいですね。中域が若干太ったかな?う~ん、コンデンサーパラ付け前の荒れた音も良いかなぁ(変態)。今でも十分ビシビシ来ますけど、教養と良識のある中高年が聞いたら気絶する爆裂サウンドも・・・どうかな?ドラムや音色を含めた総合点ではパラ付け有りだしなぁ。悩みますね。

それにしても、築半世紀のオンボロ団地ではこんなにノイズは乗らなかったのに、一体最近何が起ったんでしょうね?誰かが怪電波を出している?

某所にはお世話になりました。<(_ _)>