謎のノイズ2013/11/23 18:30

MCトランス入力にした時に聞こえる「ブゥ~」と言う様なノイズ、レベルは低くて気にしなくても良いのですが、気になり出すととことん気になってしまい、ノイズ源の調査を始めました。某所にも相談してみたんですが、「ノイズレベルが小さくて難しい」「飛び込みノイズが怪しい」と言う事だったので、とりあえず怪しそうなところを触ってみました。

1.2SK369の左右入れ替え(FETの劣化?)
2.トランジスターの位置修正(銅板カバーがどこかに接触?)
3.MCトランス配線の整理(コイルのアース線?を整理してみる)
まぁ、1は無いだろうなぁと思いつつ、基板を外すついでにやってみます。
2SC3421に取り付けた銅板が、ジャンパー線等に接触していないかチェック。
MCトランスからは4本の緑色の線が出ていて、あまりにゴチャゴチャしているので、途中でぶった切って1本にまとめてしまいます。

結果は・・・全く解決せず、何も変わりませんでした。(=_=)
とりあえず、この3つは関係無いって事で。

音質に影響が無いかどうかが心配だったので、試聴してみました。アンプはA-10IIからB-2102にスイッチ(使用前に調整済み)、MCトランス入力、P-3G使用、針圧は1.86g。

○BIS LP-225(B面)
セパレーション、解像度、高域の抜け、低域の伸び、やっぱり違いますね。A-10IIもすごく良くなりましたが、ドキッとする位のリアルさとか、B-2102の方が自然です。A-10IIは無理してるなぁと思います。PRA-2000ZRの音質は全く問題ありません。一体あのノイズ源は何だろう・・・。

さて、ここで久々にMC-L1000の登場、あまり放っておくと壊れそうなので鳴らしてみます。とりあえず、針圧は1.50gでいいかな?

○BIS LP-225
A面を聴きながらウォーミングアップ、壊れてはいない様で一安心。鳴らし始めはレンジが狭いですね。
ん~、1.50gでは針圧不足かな、ちょっと。1.55gにアップします。
ん~、ちょっと行き過ぎたかな。どっしり&鼻づまりになってしまった。1.53g位かな?
1.53g位が良さそうですね。1.55gの音が良いって人が居ても否定しません、1.53gがP-3Gの1.86gに近い「ややじゃじゃ馬」セッティングですから。念押しですが、この針圧値に一般性は皆無ですので、悪しからず。

さて、MC-L1000のセッティングが出た事ですし(それが目的か!)、B面を比較試聴。
MC-L1000の方が滑らかですが、高域の抜け切り感、パワー、定位の明確さでP-3Gに負けますね。加えて、ベルの鮮やかさが若干劣り、ドラムの低域も少し軽くなります。MC-L1000の方が全体的なバランスが良いってのは言えますね。P-3Gはパワーがあって、ゴリゴリと押しが強いとも言えます。この辺りは本体の重量が効いているのかな?

○「魅入られた風景」
ピアノや弱く鳴るバスドラの芯がぼやけます。やはり上品。P-3Gを使っていると、すごく大人しく感じますね。中高域は大丈夫ですが、ゴリゴリと押して来る低域は差が付きます。
とは言え、サウンドキャラクターは似通っているこの2台(個?)、サウンドマニアにはP-3Gに軍配を上げたいですね。現代でも一級品で通用するMC-L1000には、改めてビックリですが。問題は低域かな・・・。

PRA-2000ZR、MC-L1000、共に問題無しです。秤量値がブレる針圧計の方が問題かも・・・2~3回繰り返さないと、変な値になる事があります。まぁ、0.01g単位の話ですから仕方ありませんが。